当別駅

当別駅について

当別駅（とうべつえき）は、北海道石狩郡当別町錦町に位置する北海道旅客鉄道（JR北海道）札沼線（学園都市線）の駅です。駅番号はG13で、電報略号はタウ、事務管理コードは▲130205です。この駅は、地域の交通拠点として重要な役割を果たしています。

歴史

当別駅は、その歴史の中でいくつかの変遷を経験してきました。

JR北海道

1934年（昭和9年）11月20日: 国有鉄道札沼南線が桑園駅 - 当駅間で開通し、石狩当別駅（いしかりとうべつえき）として開業しました。当時は一般駅でした。
1935年（昭和10年）10月3日: 当駅 - 浦臼駅間が延伸開業し、札沼南線が札沼北線と統合して札沼線に改称されました。
1944年（昭和19年）7月21日: 第二次世界大戦の激化により、札沼線の当駅 - 石狩月形駅間が不要不急線に指定され、営業が休止されました。
1946年（昭和21年）1[[2月]]10日: 札沼線の当駅 - 浦臼駅間が営業を再開しました。
1949年（昭和24年）6月1日: 日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道（国鉄）に継承されました。
1979年（昭和54年）2月1日: 貨物扱いが廃止されました。
1983年以前: 跨線橋が設置されました。
1984年（昭和59年）2月1日: 荷物扱いが廃止されました。
1987年（昭和62年）4月1日: 国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道（JR北海道）に継承されました。
1991年（平成3年）: 3月16日に札沼線に「学園都市線」の愛称が設定され、1[[2月]]には札沼線末端区間の効率化のため、業務機関統合方式が開始されました。これにより、当駅が大学前駅（後の北海道医療大学駅）以遠の駅の管理を行うようになりました。
1993年（平成5年）11月10日: 橋上駅舎化に着手しました。
1994年（平成6年）11月2日: 橋上駅となり、北口が開設されました。
1996年（平成8年）3月16日: 札沼線（学園都市線）の当駅 - 新十津川駅間でワンマン運転が開始されました。
1998年（平成10年）1[[2月]]31日: 自動改札機が設置され、供用が開始されました。
2000年（平成12年）: 札沼線（学園都市線）の桑園駅 - 石狩月形駅間に自動進路制御装置 (PRC) が導入されました。
2007年（平成19年）10月1日: 駅番号が設定され（G13）、当別駅はG13となりました。
2008年（平成20年）10月25日: IC乗車券「Kitaca」が使用開始されました。
2012年（平成24年）: 6月1日に札沼線（学園都市線）の桑園駅 - 北海道医療大学駅間が電化され、10月27日にはダイヤ改正に伴い、当駅発着の快速「エアポート」が運転開始されました。
2014年（平成26年）7月1日: 業務機関統合方式により当駅傘下だった工務部門が分離され、保線所に移管されました。
2017年（平成29年）3月5日: 自動改札機が導入されました。
2020年（令和2年）4月4日: 北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止に伴い、土日限定で駅弁が約70年ぶりに販売されました。
2022年（令和4年）: 2月に話せる券売機が導入され、3月12日には駅名が当別駅に改称されました。

江当軌道

1927年（昭和2年）8月18日: 江当軌道により、当別 - 江別間で当別駅が開業しました。
1930年（昭和5年） - 1936年（昭和11年）: 積雪による運休が度々発生しました。
1936年（昭和11年）5月1日: 江当軌道の廃線に伴い、当別駅も廃止されました。

当別町営軌道

1949年（昭和24年）6月: 当別町営軌道（簡易軌道）が当別停留所 - 青山中央停留所間で開業しました。
1954年（昭和29年）9月26日: 洞爺丸台風の影響で不通となり、営業が休止されました。
1955年（昭和30年）: 当別町営軌道は全線で運行不能となりました。
1956年（昭和31年）3月31日: 当別町営軌道の運行停止が決定しました。
1958年（昭和33年）: 当別町営軌道が書類上廃線となり、当別停留所が廃止されました。

駅名の由来

当別駅の駅名は、所在する町名に由来します。開業当初は、他に同音の駅が存在したため旧国名の「石狩」を冠していましたが、2022年3月12日のダイヤ改正で、町内にあるロイズタウン駅の開業に合わせて「石狩」の冠を外し、現在の駅名になりました。

駅構造

当別駅は、単式・島式複合ホーム2面3線を有する地上駅（橋上駅）です。他に側線を1本備えています。みどりの窓口、自動券売機、話せる券売機、自動改札機が設置されており、利便性が高いです。また、太美駅と北海道医療大学駅を管理下に置く管理駅としての役割も担っています。

利用状況

2009年度の1日平均乗車人員は2,340人です。近年も多くの乗客に利用されています。

駅周辺

駅周辺は市街地として発展しており、駅の北には白樺公園が、南には駅前広場があります。市街地は駅の南側に広がっており、公共施設や商店が多く存在しています。

主要施設

北海道道366号石狩当別停車場線
北海道道81号岩見沢石狩線
国道275号
当別町役場
当別町総合体育館
北警察署当別交番
当別郵便局
北海道信用金庫当別支店
北洋銀行当別支店
北海道銀行当別支店
北石狩農業協同組合（JA北いしかり）本所
北海道当別高等学校
阿蘇公園
開拓郷土館
伊達邸別館・伊達記念館
当別赤れんが6号ふれあい倉庫
ラルズマート当別駅前店

バス路線

駅からは、以下のバス路線が利用可能です。

南口

当別ふれあいバス「JR当別駅南口」停留所
新篠津村営バス「当別駅前」停留所（2024年度は運休）
月形当別線（札沼線廃止区間代替路線）「JR石狩当別駅南口」停留所

北口

* 当別ふれあいバス「JR当別駅北口」停留所

かつては、北海道中央バスや札幌第一観光バスも乗り入れていましたが、現在は当別ふれあいバスが中心となっています。

隣の駅

JR北海道

■札沼線（学園都市線）
太美駅 (G12) - 当別駅 (G13) - 北海道医療大学駅 (G14)

かつて存在した路線

江当軌道

江当軌道線
当別駅 - 蕨岱駅

当別町営軌道

当別町営軌道線
当別停留所 - 六軒町停留所

まとめ

当別駅は、札沼線の重要な駅として、地域住民の生活を支え続けています。歴史的な変遷を経て現在の姿になり、今後も地域の交通を支える重要な役割を担っていくでしょう。

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