中村倫明大司教
中村倫明(なかむら みちあき、Peter Michiaki Nakamura)大
司教は、
1962年3月21日に
長崎県西海市(旧大島町)で生まれました。
カトリック教会の聖職者であり、現在は
カトリック長崎大司教区の大
司教を務めています。
洗礼名は
ペトロです。
経歴
中村大
司教は、太田尾教会出身であり、幼い頃から信仰に親しんで育ちました。小神学校に進学し、その後、福岡サン・スルピス大神学院で哲学と神学を深く学びました。
1988年3月19日、浦上教会において
司祭に
叙階され、聖職者としての道を歩み始めました。
司祭叙階後、
1988年4月からは長崎公教神学校(現在の
長崎カトリック神学院)で教鞭を執り、後進の育成に尽力しました。1989年からは中町教会で助任
司祭として信徒の pastoral care にあたり、
1991年には
ローマへ留学し、アルフォンサアカデミーで倫理神学を研究、
1994年に倫理神学の免許を取得しました。
帰国後、再び
長崎カトリック神学院で教鞭を執り、1999年4月には浦上教会助任
司祭、2002年4月には時津教会主任
司祭として、それぞれの教会共同体の spiritual leader として活躍しました。2005年4月からは福岡サン・スルピス大神学院で養成者として、未来の
司祭たちの育成に携わりました。
2007年2月には植松教会主任
司祭、2013年4月には三浦町教会主任
司祭に就任しています。
2019年5月31日、教皇フランシスコによって長崎教区の補佐
司教に任命され、同年
9月16日には浦上教会で、長崎教区の
高見三明大
司教主司式、大阪教区の
前田万葉枢機卿と大分教区の浜口末男
司教の共同聖別による
叙階式で
司教に
叙階されました。そして、2021年12月28日、教皇フランシスコにより長崎大
司教区の大
司教に任命され、
2022年2月23日には浦上教会で着座式が執り行われました。
役職
現在、中村大
司教は、HIV/AIDSデスク担当
司教としても活動しており、社会的な課題にも積極的に取り組んでいます。
関連情報
中村倫明大
司教は、長崎の教会共同体において重要な役割を果たしており、その指導力と献身的な姿勢は、多くの人々に感銘を与えています。