中軽井沢駅

中軽井沢駅

中軽井沢駅（なかかるいざわえき）は、長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉に位置する、しなの鉄道しなの鉄道線の駅です。軽井沢の観光地としての側面を支える駅の一つであり、多くの人に利用されています。

歴史

この駅は、1910年（明治43年）7月15日に、鉄道院信越線の沓掛駅（くつかけえき）として開業しました。その後、1956年（昭和31年）4月10日に中軽井沢駅へと改称されています。

開業当初は、貨物輸送も行っていましたが、時代の流れとともに旅客輸送に特化するようになり、1984年（昭和59年）2月1日には、営業範囲が旅客のみとなりました。国鉄分割民営化に伴い、1987年（昭和62年）4月1日には東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となり、さらに1997年（平成9年）10月1日には北陸新幹線開業に伴い、しなの鉄道に移管されました。

駅の管理形態も何度か変更があり、2003年（平成15年）4月1日から一時的に星野リゾートに委託されましたが、2011年（平成23年）4月1日には直営駅に戻っています。その後、2013年（平成25年）4月1日からは、株式会社フードサービスシンワに簡易委託され、現在に至ります。

駅構造

駅舎は、しなの鉄道への移管後に全面改築され、地上駅から橋上駅へと生まれ変わりました。現在の駅構造は、相対式ホーム2面2線を有しています。かつては島式ホームと単式ホームを持つ2面3線構造でしたが、しなの鉄道移管後に中線が撤去され、ホームの有効長も短縮されています。駅舎は、軽井沢町の地域交流施設である「くつかけテラス」と接続しており、地域住民の交流拠点としての役割も担っています。

のりば

ホームは2面2線で構成され、各ホームには以下の路線が発着します。

1番線：上り（軽井沢方面）
2番線：下り（信濃追分方面）

（出典：しなの鉄道:駅構内マップ）

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

2022年度（令和4年度）：551人


駅の利用者数は、2004年度以降、多少の変動はあるものの、概ね500人前後で推移しています。この数字は、地域住民の日常的な利用だけでなく、観光客の利用も含まれていると考えられます。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

地域交流施設「くつかけテラス」（駅併設）
軽井沢町立中軽井沢図書館
軽井沢町役場
中軽井沢郵便局
国道18号
長野県道157号豊昇茂沢中軽井沢停車場線
峠の茶屋料金所（鬼押ハイウェー）
星野リゾート 軽井沢エリア
西武観光バス 軽井沢営業所
ツルヤ 軽井沢店

これらの施設は、駅利用者だけでなく、地域住民にとっても重要な生活拠点となっています。

バス路線

駅前には「中軽井沢駅」停留所があり、以下の路線バスが発着しています。

西武観光バス

浅間白根火山線：草津温泉行、軽井沢千ケ滝温泉行、軽井沢駅行
町内循環バス：軽井沢駅行
軽井沢美術館・観光循環バス（北コース・南コース、季節運行）

千曲バス

町内循環バス：三ツ石公民館行、軽井沢病院行

また、やや離れた国道18号（中山道）上には、「中軽井沢」停留所があり、以下の高速バスが発着します。

川越的場・練馬駅（練馬区役所）・下落合駅・池袋駅東口・バスタ新宿（西武観光バス、千曲バス）
玉川上水駅北口・立川駅北口（千曲バス）
夜行高速バス「千曲川ライナー」：京都駅八条口・東梅田駅（大阪駅前）・あべの橋駅・USJ（千曲バス、近鉄バス）

隣の駅

しなの鉄道

■しなの鉄道線

特別快速「軽井沢リゾート号」一部停車駅、観光列車「ろくもん」停車駅

□快速・■普通

軽井沢駅 - 中軽井沢駅 - 信濃追分駅

脚注

軽井沢町の統計

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
中軽井沢

外部リンク

中軽井沢駅 - しなの鉄道
軽井沢町地域交流施設「くつかけテラス」

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