丸山駅 (埼玉県)

丸山駅 (埼玉県) の詳細情報

丸山駅は、埼玉県北足立郡伊奈町小室に位置する、埼玉新都市交通伊奈線（ニューシャトル）の駅です。駅番号はNS09。この駅は、大宮方面が複線、内宿方面が単線となる分岐点です。また、駅の南側には上越新幹線と東北新幹線の分岐点があります。

歴史

1983年（昭和58年）12月22日：開業
2007年（平成19年）3月18日：ICカードSuica供用開始

駅構造

島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線、合計2面3線のホームを持つ高架駅です。上越新幹線の高架下に位置しており、一部の列車は当駅が始発・終点となります。2番線は両側にホームがありますが、下り線（1番線）側には柵があり、乗降できません。内宿方面へ乗り換える際は、コンコースを経由する必要があります。そのため、大宮駅発当駅行きの電車では、隣の沼南駅で内宿行きに乗り換えるようアナウンスされます。

路線の配線は、内宿方面へは全ての線路が単線に集約されます。一方、大宮方面へは1・3番線の線路が新幹線の両端を目指して大きく分かれ、2番線は急勾配で地上の車両基地へ下っていく出入庫線となります。車両基地へのスロープの手前に、2番線から1・3番線双方へ分岐するポイントがあります。

のりば

利用状況

2021年度の1日平均乗降人員は2,584人です。2022年度の1日平均乗車人員は1,482人です。

近年の1日平均乗車人員・乗降人員は以下の通りです。

駅周辺

駅は伊奈町の南端に位置し、大宮寄りには上尾市との境である原市沼川が流れ、原市沼が広がっています。

鉄道関連

改札口は、駅前を東西に横断する埼玉県道323号上尾環状線に面して北向きに設置されています。高架下の改札前には、公衆トイレと自動販売機コーナーがあり、県道の北側には駐輪場があります。ロータリーや車寄せはありません。

当駅と埼玉新都市交通の本社屋、車両基地は同一敷地内にあります。駅前のすぐ東側に本社、さらに東へ進むと車両基地入口があります。駅舎の南側の高架下はかつての本社でしたが、現在は設備管理所や運転管理所、JR東日本テクノロジー丸山支店が置かれています。

車両基地は上越新幹線と東北新幹線がV字に分岐する地点の下にある三角形の土地に位置しています。上越新幹線の上り線が東北新幹線を跨ぐ巨大な二層高架の橋脚をすり抜けるように、ニューシャトルの上下線と出入庫線が配置されており、非常に複雑かつ大規模な高架設備となっています。

西側

埼玉県道323号上尾環状線を西へ徒歩5分ほどの場所に埼玉県立がんセンターがあります。2013年12月に新病院が1.2kmほど北西方向に移転しましたが、現在も平日のみ1時間に1 - 2本程度、高架下のバス停からがんセンター行きの路線バスが運行されています。新旧がんセンターの間には埼玉県立精神医療センターがあり、徒歩10分ほどです。

高架線沿いを北に徒歩5分ほどの場所に佐藤栄学園の埼玉自動車大学校、栄北高等学校があります。かつて駅正面斜め向かいに日本美術専門学校も存在しましたが、2003年から2018年3月までで閉校・解体されています。

東側

伊奈氏屋敷跡：江戸幕府創設期にこの周辺を治めた代官伊奈忠次の本拠地であり、地名の由来となっています。
伊奈町立南中学校
伊奈町立南小学校
のぞみ病院

伊奈町南部の埼玉県道3号さいたま栗橋線沿いに区画整理された栄一丁目 - 六丁目は、当駅から2kmほど離れており、蓮田市のJR宇都宮線蓮田駅が最寄りです。ニューシャトル開通から20年近く公共交通機関が存在しませんでしたが、2003年に蓮田駅との間にけんちゃんバスが開設されました。

路線バス

2013年12月までは徒歩5分ほどの埼玉県立がんセンター（旧東病棟）から上尾駅東口行きの路線バスが運行されていましたが、移転に伴い、現在のがんセンターバス停まで徒歩15分ほど必要です。

隣の駅

埼玉新都市交通
伊奈線（ニューシャトル）

沼南駅 (NS08) - 丸山駅 (NS09) - 志久駅 (NS10)

外部リンク

* 丸山駅（路線図・駅情報） - 埼玉新都市交通

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