丹東駅

丹東駅について

丹東駅（たんとうえき）は、中華人民共和国の遼寧省にある鉄道駅で、主に中国鉄路総公司によって運営されています。この駅は、丹東市の振興区に位置しており、瀋丹線の終点として知られています。

駅の概要

丹東駅は、北京、青島、チチハル、長春といった大都市からの長距離列車の発着が行われており、省内の主要都市との交通の要所でもあります。また、駅は中朝友誼橋を介して北朝鮮とも接続しており、韓国の平壌に向かう国際列車であるK27/28次列車|K27_28次列車が運行されています。さらに、2010年には大連駅とを直接結ぶ丹大都市間鉄道の工事が始まり、地域間のアクセスが向上しました。

主要な路線

丹東駅は、以下の路線が利用可能です：

• - 瀋丹線：起点の瀋陽駅から270キロメートル。
• - 丹大線：終点前陽駅まで31キロメートル。
• - 瀋丹旅客専用線：起点の瀋陽南駅から224キロメートル。
• - 丹大都市間鉄道：起点の大連駅から229キロメートル。

駅の歴史

丹東駅の起源は1904年に遡ります。この年、日本が安奉線を敷設し、当初は鉄一浦駅という簡易駅が設置されました。1909年には標準軌への改軌が行われ、朝鮮総督府鉄道の京義線とも接続が実現しました。これにより釜山へ至る鉄道網が整備されることとなりました。1912年に鉄一浦駅は安東駅に改名され、さらに1943年には鴨緑江に新たな橋が架けられ、現在の中朝友誼橋が完成しました。

1970年代には、中国人民志願軍が朝鮮戦争に参加し、当駅がその重要な経由地となったことも記録されています。1954年には北京と平壌を結ぶ国際列車の運行が開始され、1965年には駅名も安東市から丹東市に変更され、駅名も丹東駅に改称されました。

1980年代には大規模な改築が行われ、その後何度かの改修が実施され、2009年には新しい駅舎が完成しました。この新駅舎は、長さ146.4メートル、幅46メートルの2階建てで、建築面積は1.53万平方メートルに達します。

駅の構造

丹東駅は、島式ホームが2面、単式ホームが1面あり、計3面5線の地上駅となっています。乗り場の番号は、各線ごとではなく、ホームごとに割り当てられているため、利用者は注意が必要です。

周辺施設

駅の周辺には、以下のような施設も点在しています：

• - 丹鉄大酒店
• - 鴨緑江公園
• - 錦江山公園
• - 万隆体育場
• - 新百市

これらの施設は、旅行者や地元住民にとって便利な場所となっています。丹東駅は、地域の発展のみならず、国際的な交通の要所としても重要な役割を果たしており、今後も多くの人々に利用され続けることでしょう。

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