丹陽駅 (江蘇省)

丹陽駅 (Danyang Railway Station)

丹陽駅は、中華人民共和国江蘇省鎮江市丹陽市に位置し、中国国鉄上海鉄路局が管轄する駅です。京滬線と滬寧都市間鉄道の2路線が乗り入れる、交通の要衝となっています。この駅は、旅客輸送だけでなく、貨物輸送も担う重要な役割を果たしています。

所属路線

丹陽駅は、以下の2つの路線に所属しています。

京滬線: 北京駅から1254km、上海駅まで209kmの地点に位置します。
滬寧都市間鉄道: 上海駅から210km、南京駅まで91kmの地点に位置します。この路線は京滬線よりも高い位置にホームが設置されており、レール面から1.2mの高さを誇ります。

駅構造

丹陽駅は、地上駅であり、単式ホーム1面と島式ホーム2面を備えています。これにより、複数の列車が同時に停車し、乗降を行うことが可能です。

利用状況

丹陽駅は、京滬線の旅客と貨物の両方を扱う二等駅として機能しています。かつては列車区が所在し、多くの列車が停車していましたが、2003年に鎮江駅の列車区と統合・廃止されました。また、列車の高速化が進んだことにより、発着本数は減少傾向にあります。

しかしながら、2010年4月現在でも、各種別を含め毎日60本余りの旅客列車が発着しており、依然として多くの人々にとって重要な駅です。

歴史

丹陽駅は、その歴史の中でいくつかの重要な変遷を経験しています。

1907年: 開業。
1949年: 国共内戦後に破壊された駅舎を再建。
1989年1月20日: 旧駅舎の北側に新しい駅舎を建設。
2007年: 4月18日の第六次大提速（ダイヤ改正）後に駅舎を更新・改造。
2010年7月1日: 滬寧都市間鉄道が開業し、新たな交通の要所としての役割を担うようになりました。

隣の駅

丹陽駅の隣に位置する駅は、以下の通りです。

中国国鉄

京滬線:
三山駅 - 丹陽駅 - 陵口駅
滬寧都市間鉄道:
* 丹徒駅 - 丹陽駅 - 陵口駅(予定) - 呂城駅(予定) - 奔牛東駅(予定) - 新閘東駅(予定) - 常州駅

まとめ

丹陽駅は、歴史的な背景を持ちながら、現代の鉄道輸送においても重要な役割を果たしています。京滬線と滬寧都市間鉄道の接続点として、多くの旅客と貨物を扱い、地域経済と人々の生活を支える不可欠な存在です。今後のさらなる発展が期待される駅の一つと言えるでしょう。

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