滬寧都市間鉄道

滬寧都市間鉄道について

滬寧都市間鉄道（こねいとしかんてつどう）は、中華人民共和国の上海市と南京市を結ぶ高速鉄道です。この路線は、長江デルタ地域における都市間鉄道網の重要な一部を担っています。

路線の概要

全長約300kmの路線は、上海市内32km、江蘇省内268kmに及びます。既存の京滬線とほぼ平行に敷設されており、上海虹橋駅を除いて31の駅が設けられています。設計上の最高速度は350km/hで、2008年7月1日に建設が開始され、2010年7月1日に営業を開始しました。総工費は394.5億元です。

京滬高速[[鉄道]]も上海と南京を結んでいますが、これは別の路線です。現在、南京と上海の間は、在来線の京滬線、滬寧都市間鉄道、京滬高速[[鉄道]]の3つの路線で結ばれています。ただし、京滬高速[[鉄道]]は上海駅と南京駅には乗り入れていません。

運行形態

滬寧都市間鉄道では、様々な運行形態の列車が運行されています。

在来線直通のD列車：所要時間は1時間37分から2時間50分で、平均速度は106～186km/hです。
上海虹橋経由、滬杭旅客専用線直通の杭州行き列車：途中で5～7駅に停車し、470kmを2時間48分から2時間57分で走行します。平均速度は159～168km/hです。
上海・南京間を1時間23分から1時間59分で走行する列車：途中で1～6駅に停車し、平均速度は152～218km/hです。
上海・南京間を1時間15分で走行するノンストップ列車：平均速度は241km/hです。
上海虹橋・南京間を1時間23分から1時間59分で走行する列車：途中で1～6駅に停車し、平均速度は152～218km/hです。
上海虹橋・南京間を1時間13分で走行するノンストップ列車：平均速度は247km/hです。

ノンストップ列車は、1時間に1本程度の割合で運行されています。

開通当初は、ほとんどの列車が上海虹橋駅発着でしたが、利用者の不便さから、ノンストップ列車を中心に上海駅発着へと変更されました。これにより、市内からのアクセスが改善されました。

8時から20時までの間は、基本的には1時間に5～6本、ピーク時には1時間に9本の列車が運行されています。

歴史

2008年7月1日：着工
2010年7月1日：運行開始
2010年7月12日：南京-上海間の直通列車が増加
2010年8月12日：ノンストップ列車のほとんどが上海駅発着に変更

使用車両

中国高速[[鉄道CRH2型電車]]
中国高速鉄道CRH3型電車

駅一覧

（駅名については、原文に記載がないため省略します。）

_※背景色が■で、かつ斜体字で表示されている駅は、現在施設が供用されていない、または完成していないことを示します。_


滬寧都市間鉄道は、上海と南京という重要な都市間を結ぶ、利便性の高い高速鉄道です。

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