五松駅

五松駅の概要

五松駅（オソンえき）は、韓国の忠清北道・清州市興徳区五松邑にある韓国鉄道公社（KORAIL）の駅です。この駅は1921年に開業されましたが、当初は旅客需要が不足していたため、1983年には旅客の取り扱いを中止し、貨物専用の駅として機能していました。しかし、2010年には京釜高速線の延伸に伴い、駅舎が改築され、再び旅客を扱うことが可能になりました。

駅の立地と利便性

五松駅は清州市に位置していますが、隣接する世宗特別自治市に近く、同市の交通の拠点としても利用されています。特に政府機関が開庁して以来、駅の利用者数が増加しており、その利便性を高めるために、2013年4月からは世宗市BRT（バス・ラピッド・トランジット）が運行されており、盤石駅までのアクセスが改善されています。

乗り入れ路線

五松駅には、KTXの京釜高速線と湖南高速線、さらに在来線の忠北線と五松線の4つ路線が乗り入れています。湖南高速線はこの駅で京釜高速線から分岐しており、全ての忠北線の列車が停車します。KTXに関しては、1日あたり約59本から64本が当駅に停車しており、その大半が京釜高速線の系統です。湖南高速鉄道系統の列車は比較的少なく、1日に9本のみの運行となっています。

歴史

五松駅は1921年11月1日に停留場として営業を開始しましたが、1970年代には貨物の取り扱いを中止し、1983年には再び旅客の取り扱いを終了しました。2008年にはKTX対応の新駅舎の着工が行われ、2010年には新たに在来線と高速鉄道の接続駅として再開業しました。その後、2011年には運営形態が変更され、2012年にはBRTが運行を開始するなど、段階的に利便性が向上しています。

駅構造

五松駅には、KTX・SRT用の高架駅として島式ホームが4面10線、そしてその内4線が通過線として利用されています。また、忠北線用の地上駅も併設されており、こちらは島式ホームが2面4線で構成されています。駅舎は橋上にあり、利用者にとってアクセスしやすい設計となっています。

駅周辺

五松駅周辺には、さまざまな施設があります。五松邑住民センターや五松高速鉄道施設事務所、並びに五松生命科学団地、MBC中部圏取材センター、食品医薬品安全処、疾病管理本部など公共機関が集中しています。また、ホテルや宿泊施設も点在しており、訪問者に便利な環境が整っています。

まとめ

五松駅は、長年の歴史を持ちながらも、近年において重要な交通拠点としての役割を果たしています。新しい世代の高速鉄道が開通することで、地域の発展に寄与し、今後ますますの利用者増加が期待されています。

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