京都フローラの選手一覧

京都フローラ 退団・移籍選手一覧

日本女子プロ野球機構（JWBL）において、多くのファンに支持された球団の一つに「京都フローラ」がありました。本項目では、京都フローラに在籍した選手の中で、様々な理由によりチームを離れることとなった選手たちの軌跡を記録しています。チームを去った選手たちは、新たなキャリアを歩んだり、他の球団へと活躍の場を移したりと、それぞれの道を切り拓きました。

チームを離れた選手たち

京都フローラを去る選手の理由は多岐にわたります。プロ野球選手としてのキャリアに区切りをつけ「引退」を選んだ選手、契約満了や自身の意向により「退団」した選手、そして他のJWBL所属チームや、リーグ解散後の新たな女子野球の舞台へと「移籍」した選手たちがいます。

引退・退団を選んだ選手の中には、秋山かおり選手（2016年）、厚ヶ瀬美姫選手（2019年）、池山あゆ美選手（2017年）など、フローラで現役生活を終えた多くの選手がいます。岩田きく選手は2018年に一度引退を発表した後、2019年には日本女子プロ野球機構の職員に転身するという異色のキャリアを歩みました。また、大澤靖子選手は2016年に選手を引退した後、京都フローラのコーチを務め、さらに2019年には愛知ディオーネのヘッドコーチに就任するなど、指導者として女子野球に貢献を続けました。中には、合田智子選手のように本人の申し出により2011年に退団し、その後全日本代表チームのトライアウトを目指した選手や、駒谷麻妃選手のように具体的な理由が公表されずに退団した選手もいます。

退団選手の中には、今井巴菜選手（2020年）、戎嶋美有選手（2020年）、佐々木希選手（2020年）など、リーグ末期までプレーし、その後チームを離れた選手も多く見られます。外国人選手では、シェー・ユー・イン選手（2019年）、シェン・ジァー・ウェン選手（2018年）が退団しました。

活躍の場を移した選手たち

京都フローラから他のJWBLチームへ移籍した選手も多数存在します。初期には、碇美穂子選手（2012年）、梅本由紀選手（2012年）、黒木弥生選手（2012年）、小久保志乃選手（2012年）のように、当時存在した大阪ブレイビーハニーズへ移籍した例があります。また、リーグ再編や戦力補強に伴い、愛知ディオーネや埼玉アストライアへ移籍した選手も多く、浅野桜子選手（2019年→愛知）、岩谷美里選手（2020年→埼玉）、岩見香枝選手（2017年→埼玉）、塩谷千晶選手（2017年→埼玉）、只埜榛奈選手（2017年→埼玉）、田口紗帆選手（2018年→埼玉）、長尾朱夏選手（2018年→埼玉）、みなみ選手（2018年→埼玉）、奥村奈未選手（2019年→愛知）、笠原優子選手（2018年→愛知）、白石美優選手（2020年→愛知）などが挙げられます。さらに、リーグ解散後には、三浦伊織選手（2020年）や村松珠希選手（2020年）のように、新たな女子硬式野球の舞台である阪神タイガース Womenへ移籍した選手もいます。

短期間ながらチームに「派遣」という形で所属した選手もおり、2019年には竹内聖賀選手、高橋海音選手、青木悠華選手が、2020年には米田咲良選手、坂原愛海選手、亀田織音選手、鎌田乃愛選手、平井菜生選手、東坊城夢来選手が京都フローラのユニフォームに袖を通しました。

ここに列挙された選手たちは、京都フローラというチームの一員として、それぞれの時代に女子プロ野球を盛り上げ、ファンに感動を与えてきました。彼女たちがチームを離れた後も、それぞれの場所で女子野球の発展に貢献したり、新たな人生を歩んだりしています。この一覧は、京都フローラの歴史とともに、そこに在籍した選手たちのキャリアの一端を示す貴重な記録と言えるでしょう。

もう一度検索