仙台万華鏡美術館

仙台万華鏡美術館

宮城県仙台市太白区に佇む仙台万華鏡美術館は、世界に類を見ない、万華鏡を専門に展示する美術館として知られています。緑豊かな自然に囲まれたこの美術館は、訪れる人々に光と色彩が織りなす幻想的な世界を提供しています。

美術館の魅力と展示内容

当美術館の最大の特徴は、その名の通り万華鏡に特化した展示です。館内には、国内外の多様な万華鏡が収蔵されており、それらは定期的に展示替えが行われます。訪れるたびに新たな万華鏡に出会えるため、季節ごとに異なる美しさを発見する楽しみがあります。光の反射と鏡の配置によって生み出される、無限に変化する模様は、見る者を飽きさせません。

また、この美術館の名誉館長を務める陶芸家、辻輝子氏の作品も常設展示されています。万華鏡の展示室とは別に設けられたギャラリーでは、陶芸作品をはじめとする辻氏の多彩な創作活動の軌跡をたどることができます。万華鏡と陶芸という異なるジャンルでありながら、どちらも造形美と色彩への深い探求を感じさせる点が共通しています。

さらに、仙台万華鏡美術館では、万華鏡を「見る」だけでなく「作る」体験も提供しています。オリジナルの万華鏡を手作りできるワークショップは、子供から大人まで幅広い人気を集めています。自分で選んだ素材が鏡の中でどのように変化するかを想像しながら作る時間は、創造性を刺激し、完成した時の感動は格別です。手作りした万華鏡は、世界に一つだけの記念品となるでしょう。

館内の構成

美術館の内部は、1階から3階にかけて展示スペースが設けられています。特に2階には、万華鏡の多様な魅力を紹介する第一から第三までの展示室が広がり、さらに辻輝子氏のギャラリーも併設されています。3階にも辻輝子氏のギャラリーがあり、ゆったりとした空間で作品を鑑賞できます。各階の展示を通じて、万華鏡の芸術性とその奥深さに触れることができます。

利用案内

仙台万華鏡美術館を訪れる際の基本情報は以下の通りです。

開館時間: 9時30分から17時00分までです。なお、最終入館受付は16時30分となります。
入館料:
一般・大学生: 900円
70歳以上・小人（年齢または身分を証明できるものが必要です）: 450円
団体料金（20名様以上）: 720円
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、ご本人様に限り割引が適用されます。
休館日:
3月から12月の間は、休館日はありません。
1月から2月の間は、毎週木曜日が休館日となります。

アクセス

美術館へのアクセス方法は複数あります。

お車でお越しの場合:

JR仙台駅から青葉山トンネル経由で約30分。
東北自動車道 仙台宮城I.C.より国道48号線経由で約20分。
東北自動車道 仙台南I.C.より国道286号線経由で約15分。
山形自動車道 宮城川崎I.C.より国道286号線経由で約25分。
仙台南部道路 山田I.C.より国道286号線経由で約20分。
* 仙台空港からは約45分の距離です。

路線バスでお越しの場合:

仙台駅前バス乗り場より、宮城交通バス「秋保温泉行き」にご乗車ください。「松場バス停」で下車すると、美術館はすぐ目の前です。

周辺情報

美術館の周辺には、名取川の清流が流れ、古くからの温泉地として知られる秋保温泉郷が広がっています。美術館での鑑賞と合わせて、温泉で旅の疲れを癒したり、自然景観を楽しんだりするのもおすすめです。

仙台万華鏡美術館は、視覚的な美しさだけでなく、光と鏡が作り出す不思議な現象を通して、新たな発見と感動を与えてくれる場所です。手作り体験も含め、ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してください。

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