仙台貨物

仙台貨物

仙台貨物は、2001年9月に結成された日本のコミックバンドです。通称「仙貨」として親しまれ、メンバー間では「貨物」と略されることもあります。音楽活動に加え、コミカルな要素を取り入れたパフォーマンスで、独自の地位を確立しています。

概要

仙台貨物は、音楽関連の運送業を営む赤字会社という設定で活動しています。メンバーは普段、運送会社の正社員として働きながら、バンド活動を趣味として行っているというユニークな背景を持っています。お揃いの赤い作業着姿がトレードマークで、これはバンド活動を隠すための奇抜な仮装であるとされています。また、メンバー全員がゲイであるという設定も、彼らのキャラクターを際立たせる要素の一つです。

当初はジョフを中心に結成されましたが、ジョフの脱退により解散の危機に瀕しました。しかし、ライカエジソンとの契約により解散を免れ、活動を継続しています。仙台貨物は、世間が抱くヴィジュアル系への偏見や誤解を避けるため、自身をヴィジュアル系とは異なる「貨物系」であると主張しています。また、「謎の運送屋バンド」と称されることもあります。

ライブでは、観客が「ワン・モア・ゲイ」と叫ぶことでアンコールに応えるという独特のスタイルを持っています。ボーカルの千葉は、ライブ中に全裸になるパフォーマンスを行うこともあり、その過激さから日比谷野外大音楽堂を出入り禁止になったというエピソードも存在します。

メンバー

仙台貨物のメンバーは「社員」と呼ばれています。

イガグリ千葉（チバ）: ボーカル担当。濃いメイクと過激な言動が特徴。NIGHTMAREのYOMIの弟という設定。
フルフェイス: ギター担当。顔に多数のトゲトゲピアスを付けている。甲高いコーラスも担当。
Reonald Satty Schtrouz（レオナルド・サティ・シュトラウス）: ギター担当。唯一の妻子持ちという設定。
王 珍々（ワン・チェンチェン）: ベース担当。日本語が少し不自由な中国人という設定。
ギガフレア: ドラム担当。メイド育成部所属。言葉責めが得意。
KURIHARA: マニピュレーター担当。覆面マスクを着用し、素顔は不明。
* メガフレア: ドラム担当。氣志團万博2012に登場したおっさん。

活動休止と復活

2009年11月5日の日本武道館公演をもって「倒産」し、活動を休止しました。これは、千葉とフルフェイスが会社の経費を男遊びに使ったことが原因であるとされています。しかし、2011年にバンド活動のみを再開し、復活を果たしました。

近年の活動

結成20周年、活動再開10周年となる2021年には、ニューシングル「開運ざんまい」と「仙台貨物の大冒険」を同時リリース。「開運ざんまい」では、すしざんまいの木村社長とのコラボレーションが話題となりました。同年には全国ツアーを行い、ファイナル公演では木村社長も出演しました。

2023年4月には、イガグリ千葉がドンキホーテ古川店の開店記念イベントに登場。8月にはドンキホーテとのコラボグッズを販売しました。9月には氣志團万博2022に出演しています。

仙台貨物は、そのユニークなコンセプトとパフォーマンスで、多くのファンを魅了し続けています。今後の活動にも注目が集まります。

ディスコグラフィー

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メディア出演

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