伊藤恭子 (外交官)

伊藤恭子（いとう たかこ）

プロフィール

伊藤恭子氏は、1961年8月30日に北海道名寄市で生まれました。日本の外交官として、長年にわたり国際的な舞台で活躍しています。

学歴

1985年、上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、外務省に入省しました。1988年には、カナダのカールトン大学ノーマン・パターソン国際関係研究所修士課程を修了しています。国際関係に関する深い知識と見識を備えていることが伺えます。

職歴

1988年、在カナダ日本大使館に勤務したのを皮切りに、以下のような要職を歴任しました。

1997年：国際連合日本政府代表部
2001年：在マレーシア日本大使館
2003年：アジア欧州協力室首席事務官
2005年：経済連携協定交渉官
2007年：人権人道課首席事務官兼国際組織犯罪室首席事務官
2009年：開発協力企画室長
2010年：在インドネシア日本大使館参事官
2011年：ASEAN日本政府代表部公使参事官
2014年：国際報道官
2016年：儀典総括官（宮内庁式部官併任）

これらの職務を通じて、国際情勢に対する深い理解と外交交渉能力を培ってきました。2017年9月には、在トロント日本国総領事に任命され、同年10月に着任しました。トロント初の女性総領事として注目を集めました。2020年10月には駐エチオピア特命全権大使、2023年10月には駐チリ特命全権大使に任命され、現在に至ります。

人物像

伊藤氏は、そのキャリアを通じて、国際的な問題解決に尽力してきました。多様な文化や価値観を尊重し、対話と協力を重視する姿勢は、多くの人々に信頼されています。また、女性外交官の先駆けとして、後進の育成にも力を注いでいます。

同期

伊藤氏と同期の外務省入省者には、以下のような著名な外交官がいます。

相木俊宏（21年タジキスタン大使）
磯俣秋男（24年スリランカ大使・21年アラブ首長国連邦大使）
市川とみ子（23年軍縮会議代表部大使）
稲垣久生（23年トンガ大使）
大菅岳史（22年チュニジア大使・19年国連次席大使・18年外務報道官・17年アフリカ部長）
大森摂生（22年ボツワナ大使）
島田順二（21年メルボルン総領事）
清水信介（22年特命全権大使（アフリカ開発会議（TICAD）担当兼アフリカの角地域関連担当、国連安保理改革担当、安保理非常任理事国選挙担当）・18年チュニジア大使）
鈴木秀生（24年特命全権大使（広報外交担当兼国際保健担当、メコン協力担当）・20年チェコ大使・19年国際協力局長・17年地球規模課題審議官）
鈴木浩（22年インド大使・20年外務審議官・12年内閣総理大臣秘書官）
鈴木亮太郎（21年アイスランド大使）
滝崎成樹（20年内閣官房副長官補・19年アジア大洋州局長）
竹内一之（22年ザンビア大使）
垂秀夫（20年中国大使・19年官房長）
中前隆博（22年スペイン大使・19年アルゼンチン大使・17年中南米局長）
橋本尚文（22年特命全権大使（人権担当兼国際平和貢献担当）・20沖縄大使・18年イラク大使）
福島秀夫（21年パナマ大使・18年ヒューストン総領事）
前田徹（21年ブルネイ大使）
水嶋光一（21年イスラエル大使・19年領事局長）
水越英明（24年スウェーデン大使・21年スリランカ大使・20年国際情報統括官）
武藤顕（23年ロシア大使・22年外務省研修所長）
森美樹夫（23年ニューヨーク総領事・21年領事局長）
山元毅（23年ペルー大使・19年グアテマラ大使・17年東京都外務長）
宮川学（22年沖縄大使・19年デンマーク大使）

外部リンク

大使略歴 | 在エチオピア日本国大使館
大使挨拶 | 在エチオピア日本国大使館 - 2020年11月4日



伊藤恭子氏は、長年にわたり日本の外交に貢献してきた重要な人物です。その知識、経験、人柄は、国際社会において高く評価されています。

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