伊集院町猪鹿倉

伊集院町猪鹿倉（いじゅういんちょういがくら）

概要

伊集院町猪鹿倉は、鹿児島県日置市に位置する地域です。旧薩摩国日置郡伊集院郷に属し、その歴史は南北朝時代にまで遡ります。2015年10月1日現在の人口は2,423人、世帯数は875世帯となっています。この地域は、長松川が東西に流れ、その流域に沿って丘陵地帯が広がっています。

地理

日置市の西部に位置し、神之川支流である長松川の下流域にあたります。北に伊集院町郡、伊集院町徳重一丁目、南に伊集院町下谷口、東に伊集院町清藤、西に伊集院町徳重、伊集院町徳重二丁目と隣接しています。字域の中央部には朝日ヶ丘団地があり、その西側に鹿児島育英館中学校・高等学校が所在します。長松川が地域の中央を東西に流れ、その流域は海抜140m程度の丘陵地帯となっています。

交通網としては、猪鹿倉交差点を中心に、南に鹿児島県道24号鹿児島東市来線、北に鹿児島県道37号伊集院日吉線が通り、南端を東西に鹿児島県道206号徳重横井鹿児島線が通っています。

河川

神之川支流 長松川

歴史

猪鹿倉の成立

「猪鹿倉」という地名は南北朝時代から見られ、当時薩摩国伊集院の一部でした。南北朝期には伊集院忠国の子、又太郎忠貞が猪鹿倉氏を名乗っていましたが、伊集院氏が討伐された後、この地域は島津氏の直轄領となりました。

近世の猪鹿倉

江戸時代には薩摩国日置郡伊集院郷に属し、村高は時代によって変動しました。長松川が神之川に合流する付近には、かつて真言宗の寺院である大勝山荘厳寺があり、一時は三州密門三本山の一つとして栄えましたが、島津貴久が鹿児島に大乗院を建立して小野派の本山としたため、その後は末寺となり衰退しました。

町村制施行以降

1889年の町村制施行により、猪鹿倉村は中伊集院村の大字「猪鹿倉」となりました。1922年には中伊集院村が町制を施行し、伊集院町の大字となりました。1965年には、地域中央部の猪鹿倉原が「朝日ヶ丘団地」として宅地造成されました。

2005年、伊集院町は周辺町村と合併し日置市となり、大字名は「伊集院町猪鹿倉」と改称されました。2015年には伊集院都市計画事業徳重土地区画整理事業に伴い、一部区域が「伊集院町猪鹿倉一丁目」となり、同時に伊集院町徳重一丁目、二丁目も設置されました。

字域の変遷

（詳細な変遷に関する記述は省略）

人口

1995年以降の人口推移については、国勢調査による小地域集計で確認できます。

施設

公共

鹿児島育英館中学校・高等学校
朝日ヶ丘簡易郵便局

寺社

熊野神社

その他

ヒガシマル本社

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合の学区については、それぞれの学校区が定められています。

交通

道路

主要地方道
鹿児島県道24号鹿児島東市来線
鹿児島県道37号伊集院日吉線
一般県道
鹿児島県道206号徳重横井鹿児島線

もう一度検索