佐久間麻由

佐久間 麻由

1985年2月21日生まれ、神奈川県出身の女優。身長157cm。かつてワタナベエンタテインメントに所属しキャリアをスタートさせましたが、現在はレプロエンタテインメントに籍を置いています。

表現の場は幅広く、テレビドラマ、映画、舞台、CMなど、多岐にわたる分野で活躍しています。その活動は俳優という枠にとどまらず、近年は自ら企画・プロデュースを手掛けるなど、精力的に活動の幅を広げています。

特技は一輪車で、全日本一輪車競技大会で準優勝という輝かしい実績を持っています。趣味には映画鑑賞、演劇鑑賞、料理、ランニングを挙げ、多様な関心を持つ人物像がうかがえます。

映像作品での軌跡

テレビドラマでは、キャリア初期の『ショコラ』や『仔犬のワルツ』をはじめ、『インディゴの夜』、『嬢王3〜Special Edition〜』といった連続ドラマに出演。近年では人気シリーズ『相棒』に複数回ゲスト出演したほか、『やすらぎの刻〜道』、『大豆田とわ子と三人の元夫』など話題作にも顔を見せています。

映画分野でも多数の作品に参加しており、園子温監督の『エクステ』、金子修介監督の『神の左手悪魔の右手』、石井隆監督の『人が人を愛することのどうしようもなさ』、佐藤寿保監督の『名前のない女たち』など、個性的な監督の作品に起用されています。また、中田秀夫監督のホラー作品『クロユリ団地』や『劇場霊』、『事故物件怪談 恐い間取り』といった話題作にも出演。さらに、白石和彌監督の『日本で一番悪い奴ら』、三池崇史監督の『極道大戦争』、タナダユキ監督の『ロマンス』など、ジャンルを問わず様々な世界観で存在感を示しています。WEBドラマでは『大病院占拠前 the night before』に出演するなど、新しいメディアにも積極的に挑んでいます。

CM出演も多く、ニンテンドーやクラシアンといった初期のものから、LION、SUBARU、大同生命、ローソンMACHIcaféなど、生活に身近な企業の広告に登場。近年も様々な企業の顔として活躍しており、その親しみやすさが幅広い層に支持されていることがうかがえます。

舞台への深い情熱と新たな挑戦

佐久間麻由のキャリアにおいて、舞台は重要な位置を占めています。初期の『OUT OF ORDER』や秦建日子作品への出演を経て、様々な演出家や劇団の作品に参加。福原充則、なるせゆうせい、山下澄人、タニノクロウ、ペヤンヌ・マキ、江本純子、岩井秀人、山田由梨、神谷圭介、安藤奎、福名理穂といった多様な才能との協業を経験し、俳優としての表現力を磨いてきました。

特に注目すべきは、近年の活動におけるプロデュースワークへの進出です。2022年には劇作家の福原充則らと共に劇団スリーピルバーグスを旗揚げし、野外での意欲的な公演を展開。さらに2023年には、自身が企画・主宰するソロユニット爍綽と（しゃくしゃくと）を始動させ、新たな表現の形を追求しています。俳優として舞台に立つ傍ら、これらの活動を通じて作品創造の根幹にも深く関わっており、その情熱とエネルギーは尽きることがありません。

その他の活動

テレビバラエティ番組『FUZZ』ではメインMCを務めるなど、トークの才能も発揮。ラジオ番組『Inter FM897 SOUNDTRAX interzone』ではDJを担当するなど、声を使った表現にも挑戦しています。また、『ケーキーズ』といった子供向け番組への出演もあり、多様なメディアでの活躍を見せています。

多方面での経験を積み重ね、俳優として、そして企画・プロデュースを手掛ける表現者として、佐久間麻由は常に新たな挑戦を続けています。その活動は、今後も様々な可能性を秘めて広がっていくことでしょう。

もう一度検索