倉島富次郎

倉島富次郎

倉島富次郎（くらしま とみじろう、1877年4月28日 - 没年不明）は、大日本帝国陸軍の軍人であり、最終階級は陸軍少将でした。功四級の勲章を受けています。

経歴

倉島富次郎は、1877年（明治10年）に長野県小県郡本原村（現在の長野県上田市真田町本原）に生まれました。1898年（明治31年）に陸軍士官学校（第10期）を卒業し、陸軍軍人としての道を歩み始めます。

1922年（大正11年）2月には麻布連隊区司令官に任命され、同年4月には陸軍歩兵大佐に昇進しました。その後、1923年（大正12年）8月には歩兵第69連隊長、1925年（大正14年）5月には富山連隊区司令部附、同年8月には第9師団司令部附兼金沢医科大学服務を歴任しました。1927年（昭和2年）3月には陸軍少将に進み、歩兵第4旅団長に補任されました。

しかし、翌年の1928年（昭和3年）8月10日には待命となり、同年8月29日に予備役に編入されました。軍人としてのキャリアを終えた倉島富次郎は、その後、神職に転じ、信濃招魂社の社司などを務めました。1947年（昭和22年）11月28日には、公職追放の仮指定を受けています。

栄典

1902年（明治35年）2月20日 - 従七位

参考文献

福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
* 帝国秘密探偵社 編『大衆人事録 第14版 北海道・奥羽・関東・中部篇』帝国秘密探偵社、1943年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1229896。

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