歩兵第69連隊

歩兵第69連隊

歩兵第69連隊は、大日本帝国陸軍の連隊の一つです。その沿革を以下に詳述します。

沿革

1907年（明治40年）10月30日 - 歩兵第7連隊および歩兵第35連隊内に設置される形で誕生しました。
1908年（明治41年）
3月4日 - 富山県婦負郡東呉羽村大字五福村（現在の富山市五福）に移転しました。
5月8日 - 軍旗を拝受しました。
1914年（大正3年）
4月4日 - 朝鮮守備交代のため、歩兵第31旅団司令部（井野口春清少将）とともに伏木港から朝鮮半島へ出発しました。
4月8日 - 留守隊を設置し、事務を開始しました。
1916年（大正5年）6月21日 - 富山へ帰還しました。
1921年（大正10年）4月22日 - シベリア出兵に伴い富山を出発し、七尾港からシベリアへ渡りました。
1922年（大正11年）9月 - シベリアから帰還しました。
1925年（大正14年）5月1日 - 宇垣軍縮により廃止されました。旧歩兵第69連隊のうち600余名は、新たに金沢から富山に配属された歩兵第35連隊と編合しました。
1937年（昭和12年）
8月 - 動員下令が下されました。
8月31日 - 再び軍旗を拝受し、第109師団隷下となりました。華北に派遣され、太原攻略戦などに参加した後、太原周辺にて治安戦に従事しました。
1940年（昭和15年）
2月 - 復員しました。
10月 - 再編成されました。
10月4日 - 再度軍旗を拝受し、第52師団隷下となりました。
1942年（昭和17年）
1月 - 大本営予備として待機しました。
7月 - 戦事編成を解かれ、内地に駐屯しました。
1943年（昭和18年） - トラック島に進出し、防御陣地構築に当たりました。
1945年（昭和20年）
3月 - 陣地がほぼ完成しました。
8月 - 終戦を迎えました。

歴代連隊長

歴代の連隊長については、詳細な情報が不足しているため、ここでは割愛します。

参考文献

『日本陸軍連隊総覧 歩兵編（別冊歴史読本）』新人物往来社、1990年。
外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
『官報』

関連項目

* 大日本帝国陸軍連隊一覧

もう一度検索