入山瀬駅

入山瀬駅（いりやませえき）

入山瀬駅は、静岡県富士市鷹岡本町にある、東海旅客鉄道（JR東海）身延線の駅です。駅番号はCC03で、富士市の鷹岡地区に位置しています。1日あたり約700人（2021年度は約798人）が利用する有人駅であり、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

概要

入山瀬駅には普通列車のみが停車し、特急「ふじかわ」は通過します。駅舎は木造平屋建てで、自動券売機やJR全線きっぷうりばが設置されています。ホームへは、屋根のない跨線橋で連絡します。駅業務はJR東海交通事業に委託されていますが、日中のみの配置で、夜間は無人となります。駅の管理は、富士宮駅が行っています。

歴史

入山瀬駅は、1913年（大正2年）に富士身延鉄道の駅として開業しました。当初は旅客と貨物の両方を扱っていましたが、1972年に貨物取扱が廃止され、1984年には荷物扱いも廃止されました。1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。2010年にはICカード「TOICA」が利用可能になりました。

1913年（大正2年）7月20日：富士 - 大宮町（現・富士宮駅）間開通時に、富士身延鉄道の駅として開業。旅客・貨物取扱開始。
1927年（昭和2年）6月20日：富士 - 身延間電化に伴い、駅構内を電化。
1938年（昭和13年）10月1日：富士身延鉄道を国が借上げ。同鉄道線は鉄道省身延線となる。
1941年（昭和16年）5月1日：富士身延鉄道が正式に国有化。
1972年（昭和47年）9月20日：貨物取扱廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道（JR東海）の駅となる。
2010年（平成22年）3月13日：ICカード「TOICA」の利用が可能となる。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。ホーム南側が1番線（下り列車）、北側が2番線（上り列車）として使われています。駅舎は構内南側に位置し、ホームとの間は跨線橋で繋がっています。

のりば

利用状況

近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

駅周辺

駅前には広場が整備されています。駅周辺には、王子[[製紙]]グループの王子特殊紙をはじめとする製紙工場が多く立地しています。また、駅南側に隣接する入山瀬公園には、D51形蒸気機関車（D51 943）が静態保存されており、オハ35形客車（オハ35 441）が改装されて富士市立図書館の「でごいち文庫」として利用されています。

主な周辺施設

王子特殊紙東海工場第一製造所
日本フイルコン 静岡事業所
静岡県中央自動車学校
富士市立鷹岡小学校
静岡県道414号富士富士宮線（旧・国道139号）

バス路線

最寄りの「鷹岡保育園入口」停留所から、富士急静岡バスが運行する路線バスを利用できます。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

身延線

竪堀駅 (CC02) - 入山瀬駅 (CC03) - 富士根駅 (CC04)

脚注

(注釈)

(出典)

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

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