八堵駅

八堵駅について

八堵駅（はっとえき）は、台湾北部の基隆市暖暖区に位置する、台湾鉄路管理局（台鉄）の駅です。この駅は、台湾の主要な鉄道路線である縦貫線と宜蘭線が乗り入れる重要な拠点であり、二等駅に分類されています。

路線の接続と列車の運行

八堵駅は、縦貫線と宜蘭線の分岐点として機能しています。東部幹線を走るほとんどの列車は、縦貫線を経由して台北方面へ直通します。また、週末を中心に、瑞芳駅を経由して平渓線へ直通する列車も発着します。このため、八堵駅は、台湾北部における鉄道ネットワークの重要な結節点としての役割を担っています。

列車の停車状況

自強号をはじめとする各級の列車が八堵駅に停車しますが、すべての対号列車が停車するわけではありません。一部の対号列車のみが停車するため、利用の際は注意が必要です。

歴史

八堵駅の歴史は古く、清代には「八堵火車碼頭」という施設が設置されました。この施設は、現在の七堵駅の位置にあったとされています。その後、1899年7月20日に八堵仮乗降場として開業し、1919年5月5日には、宜蘭線の八堵～瑞芳間が開業したことで分岐駅となりました。

八堵駅事件

1947年3月11日には、八堵駅で悲惨な事件が発生しました。この「八堵駅事件」では、駅長を含む17名の駅員が死亡・失踪するという痛ましい出来事がありました。

駅の格下げ

2007年1月21日には、八堵駅は二等駅に降格されました。

駅構造

八堵駅は、相対式ホームと島式ホームを合わせた3面4線の地上駅です。島式ホーム1面2線（3番ホーム）は縦貫線用、相対式ホーム2面2線（1・2番ホーム）は宜蘭線用として使用されています。1番ホームは駅舎に隣接しており、乗り換えに便利です。

ホームの構成

• - 1番ホーム：宜蘭線（下り）
• - 2番ホーム：宜蘭線（上り）
• - 3番ホーム：縦貫線（上り・下り）

利用状況

八堵駅の年別利用客数の推移については、詳細なデータは提供されていません。しかし、周辺住民や観光客にとって重要な駅であることは間違いありません。

駅周辺の施設

八堵駅の周辺には、以下のような施設があります。

• - 基隆市警察局第三分局八堵分駐所
• - 国立基隆高級中学
• - 基隆市立暖暖高級中学
• - 基隆市八堵国民小学
• - 基隆市尚仁国民小学
• - 台湾鉱工医院
• - 八堵車站二二八紀念碑
• - 基隆河鉄橋
• - 基隆八堵橋
• - 台5線
• - 八堵インターチェンジ

バス路線

八堵駅周辺には複数のバス路線が運行しており、公共交通機関を利用した移動に便利です。

隣の駅

台湾鉄路管理局における八堵駅の隣の駅は、以下の通りです。

• - 縦貫線北段：三坑駅 - 八堵駅 - 七堵駅
• - 宜蘭線：八堵駅 - 暖暖駅

参考資料

• - 蒋育荏; TRAVELER Luxe 旅人志 編輯室 (2019年11月). 台灣鐵道戳章集旅. 墨刻出版股份有限公司. ISBN 978-986-289-494-1。

外部リンク

• - 八堵駅（[台湾]]鉄路管理局）

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