函館タクシー

函館タクシー株式会社

函館タクシー株式会社は、北海道函館市に本社を構え、タクシー事業とバス事業を展開している企業です。地域交通の一翼を担い、市民や観光客の足として親しまれています。

概要

1950年（昭和25年）に帝産オート（現在の帝産観光バス）の子会社である帝産函館タクシー株式会社として創業しました。1972年（昭和47年）に現在の社名に変更し、帝産オートから独立。資本関係は解消されましたが、翌1973年（昭和48年）には函館帝産バスとしてバス事業を開始するなど、帝産グループとの連携は続いています。

本社所在地

北海道函館市日乃出町22-38

タクシー事業

函館交通圏を営業エリアとしています。

2010年（平成22年）10月1日からは、道内のタクシー事業者として初めてKitacaでの支払いを導入しました。当初は試験的に3台に導入され、その後、導入の拡大が検討されています。

2024年（令和6年）7月19日から2025年（令和7年）1月6日までの期間中、函館空港と檜山地方間の移動負担軽減を目的として、北海道や北海道エアポートと連携し、空港と厚沢部町・江差町・上ノ国町を結ぶ乗合タクシー「かもめ号」の実証運行を実施しました。

バス事業 (函館帝産バス)

バス事業は「函館帝産バス」の名称で展開しています。

路線バス

空港連絡バスなど限定的な路線を運行しており、乗車・降車のいずれか、または両方に「函館空港」「新函館北斗駅」「函館港」が含まれる場合に限り利用可能です。2017年（平成29年）3月31日現在、11台の車両が登録されています。

運賃の支払い方法として、一部電子チケットに加え、2025年（令和7年）3月1日よりVisa・JCBなどのクレジットカードによるタッチ決済を導入しました。交通系ICカード（Kitaca、nimocaなど）は利用できません。

主な路線は以下の通りです。

函館空港 - 函館駅方面:
函館空港 - 湯の川温泉・競輪場前・大森町・函館駅前（函館駅前バスターミナル）・開港通り入口・函館国際ホテル・ベイエリア前・宝来町
2016年（平成28年）3月26日に新設された函館空港 - 函館駅前の快速便は、2022年（令和4年）12月1日に廃止されました。この快速便では、湯の川温泉と函館駅前間のみの利用が可能でした。
函館空港 - 五稜郭公園方面 / 直行 - 新函館北斗駅:
函館空港 - 湯の川温泉・花びしホテル前・市民会館函館アリーナ前・五稜郭法華クラブ前・五稜郭公園入口 - 新函館北斗駅
函館空港 - （直行） - 新函館北斗駅
2016年（平成28年）3月26日より函館空港 - 五稜郭 - 新函館北斗駅間、同年12月10日より函館空港 - 五稜郭公園入口間の区間便が新設されました。2021年（令和3年）3月28日の函館新外環状道路函館空港インターチェンジ開通と同日に、同道路経由の直行便が新設されました。2025年（令和7年）3月1日現在、函館空港 - 新函館北斗駅間は直行便のみ運行（五稜郭公園入口 - 新函館北斗駅間は運休）となっています。
函館港 - 函館駅方面:
函館港（津軽海峡フェリー） - ラビスタ函館ベイ・開港通り入口・函館駅前（函館駅前バスターミナル）

貸切バス

通常は離島を除く函館運輸支局管内を発着地とする場合に運行が認められていますが、貸切バス事業者安全性評価認定制度による優良事業者には、営業区域の弾力的な運用が認められており、北海道全域で運行可能です。12台の車両が登録されています。

関連項目

日本のタクシー
北海道の乗合バス事業者
北海道の貸切バス事業者

外部リンク

函館タクシー
函館タクシー函館帝産バス (@hakotaxi) - X（旧Twitter）
* 函館タクシー・函館帝産バス (Facebook)

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