加瀬沼公園

加瀬沼公園について

加瀬沼公園は、宮城県宮城郡利府町に位置する県立の都市公園です。公園の大部分は利府町にありますが、一部は多賀城市にまたがっています。2001年4月に加瀬沼の西側に広がる谷底平地に整備され、豊かな自然と多様な施設が調和した空間となっています。

特徴

四季折々の自然: 園内には約250本の桜があり、春には多くの花見客で賑わいます。また、秋には火気使用可能なエリアで芋煮会を楽しむ人々が多く訪れます。冬には加瀬沼にハクチョウなどの渡り鳥が飛来し、自然観察を楽しむこともできます。
愛称: 2009年から命名権が導入され、杜の都信用金庫によって「モリリン加瀬沼公園」という愛称がつけられています。指定管理者は東北ダイケンです。

施設

公園内はいくつかのエリアに分かれており、それぞれ異なる特色を持っています。

さくらの広場: 東屋と芝生が整備されており、春には桜を楽しむことができます。
芝生広場: 大型遊具と幼児用遊具、東屋が設置されており、子供たちが安心して遊べる空間です。
ピクニック広場: 炊事棟とトイレが完備されており、ピクニックやバーベキューを楽しむのに最適です。
多目的広場: 管理事務所、東屋、健康遊具があり、さまざまなアクティビティに利用できます。
運動施設: 野球場とサッカー場があり、スポーツを楽しむことができます。サッカー場には器具庫とトイレも併設されています。
駐車場: 421台分の普通車用駐車場（うち身障者用9台）と3台分の大型車用駐車場が完備されています。

開園時間と休園日

開園時間: 4月から9月は午前8時から午後6時まで、10月から3月は午前8時から午後5時まで。
休園日: 毎週火曜日（祝日の場合は翌日）、12月29日から翌年1月3日まで。

命名権について

2009年3月27日に、杜の都信用金庫が宮城県から命名権を取得し、公園の愛称が「杜の都信用金庫 モリリン加瀬沼公園」となりました。契約期間は2009年4月1日から2015年3月31日までの6年間で、年間35万円の命名権料が支払われています。「モリリン」は、杜の都信用金庫のマスコットキャラクターです。

周辺環境

加瀬沼周辺は、加瀬沼緑地環境保全地域に指定されており、豊かな自然が保護されています。また、加瀬沼の南側の丘陵には、歴史的な多賀城跡があります。周辺には、陸奥総社宮や宮城東部衛生処理組合の施設、多賀城市し尿処理施設跡地、利府ジャンクション、JR東日本新幹線総合車両センター、東北歴史博物館などがあります。

アクセス

鉄道: 利府線・新利府駅から約1キロメートル、徒歩約15分。東北本線・陸前山王駅から約1.6キロメートル、徒歩約20分。
自動車: 三陸沿岸道路・多賀城インターチェンジからアクセス可能。宮城県道8号仙台松島線（利府街道）から宮城県道259号加瀬沼公園線に入るか、宮城県道35号泉塩釜線から市道に入り、公園西側の出入口に到着するのが一般的です。裏道からも他の出入口にアクセスできます。

関連情報

関連項目: 仙台平野、松島丘陵
外部リンク:
加瀬沼公園概要（宮城県）
加瀬沼緑地環境保全地域（宮城県）
* 宮城県立都市公園 杜の都信用金庫モリリン加瀬沼公園（指定管理者・東北ダイケン）

加瀬沼公園は、地域住民の憩いの場として、また自然に親しむ場として、多くの人々に愛されています。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してください。

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