北京北駅

北京北駅は、北京市西城区西直門外に位置する中国国鉄の駅です。二環路と西直門外大街の交差点から少し北西に入った場所にあります。

発着路線

中国国鉄
京包線
京通線
京張都市間鉄道

駅の構造

旧駅本屋は旧京張鉄道の旧西直門駅舎であり、北京市二級保護文物に指定されています。ホームは6面あり、地下階から地下鉄西直門駅と直通する通路があります。駅構内には待合室やコンビニエンスストアが設置されており、利便性が高いです。

駅周辺

駅前からは多数の路線バスが発着しており、北京地下鉄西直門駅にも近いため、常に多くの人々で賑わっています。徒歩圏内には北京動物園やイトーヨーカドー（华堂商场）があり、買い物やレジャーにも便利な立地です。

歴史

1909年9月4日：西直門駅として開業。
1915年：京張鉄路環城線（西直門～東便門駅間）が開業。
1954年：環城線が廃止。
1958年：広安門駅～西直門駅間が廃止。
1971年2月1日：京門線西直門～五路居間が廃止。
1988年：北京北駅と改称。
2008年8月6日：北京市郊鉄路S2線が営業開始。
2016年11月1日：京張都市間鉄道の建設工事のため駅が休止。
2019年12月30日：京張都市間鉄道の開通に伴い再開業。

利用状況

1日あたりの乗降客数は約2400～2500人です。

隣の駅

中国国鉄
京包線、京通線、京張都市間鉄道：北京北駅 - 清河駅
環城線（1954年廃止）：西直門駅(当時) - 徳勝門駅
京包線（1958年部分廃止）：広安門駅 - 西直門駅(当時)
京門線（1971年2月1日部分廃止）：西直門駅(当時) - 五路居駅

その他

北京鉄路局の駅整備計画“四主両輔”に基づき大規模改修が行われていますが、駅本屋と木造上屋の一部は保存される予定です。“四主”とは北京駅、北京西駅、北京南駅と北京北駅を指し、“両輔”とは北京東駅と豊台駅を指します。

北京北駅は、歴史的な駅舎と近代的な機能を併せ持つ、北京の重要な交通拠点の一つです。駅周辺の発展とともに、今後も多くの人々に利用され続けるでしょう。

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