北海道中央バス月寒営業所

北海道中央バス月寒営業所

北海道中央バス月寒営業所は、札幌市豊平区月寒東1条19丁目3-50に位置する、北海道中央バスの営業所です。バス事業部に所属しています。

概要

1943年3月1日、戦時統合によって北海道中央乗合自動車が発足した際、豊平営業所として現在の札幌市豊平区月寒中央通4丁目に開設されました。1954年9月1日に月寒営業所へ改称、翌1955年10月7日には月寒中央通10丁目へ移転しました。

1969年7月28日、札幌南営業所（現在の平岡営業所）の新築移転に伴い現在地へ移転し、市内線担当となりました。1971年9月1日には平岡営業所が路線担当、月寒営業所は貸切と定期観光路線を担当となりましたが、1983年4月5日に大曲営業所と業務を交換し、再度路線担当となり、主に郊外路線や日航線、国道36号方面への高速バスを運行しました。

1998年12月1日に再度貸切担当となり、路線とターミナル管理を各営業所へ移管。その後、貸切業務は大曲営業所へ移管され、一時営業所は廃止されましたが、2009年4月1日に新千歳空港連絡バスの一部路線運行のため再設置されました。

現在は札幌第一観光バスへ運行管理を委託しているため、乗務員は配置されていません。

担当路線

現在、月寒営業所は以下の路線を担当しています。

新千歳空港連絡バス
札幌都心系統
大谷地駅系統
詳細については、千歳線 (北海道中央バス)#新千歳空港連絡バス#%E6%96%B0%E5%8D%83%E6%AD%B3%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E9%80%A3%E7%B5%A1%E3%83%90%E3%82%B9)を参照してください。

札幌都心への回送を利用した間合い運用で、他営業所が担当する一般路線を運行する場合があります。

移管路線

観光貸切営業所化前日時点での移管路線は以下の通りです。移管後の状況は、西岡、大曲、札幌北の各営業所の記事を参照してください。

西岡営業所へ移管

羊ヶ丘線
福84: 福住駅 - 福住2条9丁目 - 福住3条9丁目 - 羊ヶ丘展望台
89: 札幌駅前 - 平岸駅 - 福住3条9丁目（ - 羊ヶ丘展望台：夏期のみ）
一部、南郷営業所（廃止）担当便もありました。
空沼線
101: 札幌ターミナル - 幌平橋 - 真駒内駅 - 芸術の森入口 - 空沼二股 - 空沼登山口
真101: 真駒内駅 - 芸術の森入口 - 空沼二股 - 空沼登山口
滝野線
102: 札幌ターミナル - 幌平橋 - 真駒内駅 - 芸術の森入口 - サンブライト真駒内 - 厚別の滝 - 滝野すずらん公園
真102: 真駒内駅 - 芸術の森入口 - （芸術の森センター） - サンブライト真駒内 - 厚別の滝 - 滝野すずらん公園
103: 札幌ターミナル - 西11丁目 - 真駒内駅 - 芸術の森入口 - サンブライト真駒内 - 厚別の滝 - 滝野すずらん公園
真駒内線
真104: 月寒営業所 - 福住駅 - 真駒内駅
札幌支笏湖線
札幌駅前ターミナル - 幌平橋 - 真駒内駅 - 恵庭岳登山口 - 支笏湖ターミナル

大曲営業所へ移管

柏葉台団地線
96: 札幌ターミナル - 福住駅 - 桂台団地 - 柏葉台団地
福96: 福住駅 - 桂台団地 - 柏葉台団地
福97: 福住駅 - 里塚中央 - 柏葉台団地

札幌北営業所へ移管

新千歳空港連絡バス
札幌都心 - 福住駅 - 月寒営業所 - 新千歳空港
地下鉄大谷地駅 - 新千歳空港
苫小牧支笏湖線
苫小牧駅前 - 高丘（国道） - 丸山 - 支笏湖ターミナル
高速とまこまい号
札幌駅前ターミナル - 地下鉄大谷地駅 - 苫小牧駅前 - 苫小牧フェリーターミナル
高速のぼりべつ号
札幌駅前ターミナル - 地下鉄大谷地駅 - 直行/苫小牧駅前 - 登別ターミナル
高速むろらん号
札幌駅前ターミナル - 地下鉄大谷地駅 - 直行/登別駅通 - 東室蘭ターミナル - 室蘭ターミナル
オーシャンドリーム
札幌駅前ターミナル/札幌ターミナル・地下鉄大谷地駅 - 七飯町・函館駅前

廃止路線

観光貸切営業所化前に廃止された路線

特急札夕線

月寒ターミナル

国道36号を挟んで西側に転回場があり、「月寒ターミナル」と称していました。停留所名称は、1994年10月14日の札幌市営地下鉄東豊線延伸開業に伴うダイヤ改正で「月寒営業所」に、2001年12月1日ダイヤ改正で「月寒東1条19丁目」に変更されました。福住駅・札幌都心方面行きの停留所は転回場内にあり、急行便を除く全便が乗り入れています。

月寒営業所管轄の事業所

苫小牧ターミナル（廃止）
1966年11月5日設置。苫小牧市表町1丁目2-1の国道36号・北海道道19号交点付近に位置していました。当初は千歳営業所の管轄でしたが、1985年4月1日付で月寒営業所へ移管。1997年4月1日付で廃止され、同日より道南バス路線と共通乗車券取扱を開始。両社で異なっていた苫小牧市内の経路統一が行われ、ターミナル付近は経路から外されました。跡地にはセブン-イレブン苫小牧表町店が建てられています。
登別ターミナル (札幌北営業所へ移管後廃止)
東室蘭ターミナル (札幌北営業所へ移管後廃止)
室蘭ターミナル (札幌北営業所へ移管後廃止)

参考文献

* 北海道中央バス五十年史編纂委員会編『北海道中央バス五十年史』（1996年）

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