北海道新聞文学賞

北海道新聞文学賞

北海道新聞文学賞は、北海道新聞社が主催する文学賞で、通称「道新文学賞」とも呼ばれています。1967年（昭和42年）に創設され、半世紀以上の歴史を持つ文学賞です。

概要

この文学賞は、創作・評論部門と詩部門の2つに分かれています。

創作・評論部門：未発表作は400字詰め原稿用紙50〜150枚以内、既発表作は1年以内に発行された単行本や同人誌などが対象となります。
詩部門：編数に制限はありませんが、詩集に限られます。

応募資格は原則として道内在住者ですが、2016年（平成28年）の第50回からは、道内に3年以上居住したことのある人も含まれるようになりました。

受賞作には、正賞としてブロンズレリーフ、副賞として創作・評論部門には100万円、詩部門には50万円が贈られます。佳作には、記念品と副賞として創作・評論部門には20万円、詩部門には15万円が贈られます。

1985年（昭和60年）までは、小説・評論・詩・短歌・俳句が対象でしたが、1986年（昭和61年）からは短歌は北海道新聞短歌賞、俳句は北海道新聞俳句賞として独立して表彰されるようになりました。2001年（平成13年）の第35回から、小説・評論を対象とした「創作・評論部門」と詩集を対象とした「詩部門」に分かれています。

受賞者

北海道新聞文学賞は、数多くの作家を輩出しており、中には全国的な活躍を遂げる作家もいます。

高橋揆一郎：第11回受賞。第79回芥川龍之介賞を受賞。
小檜山博：第17回受賞。第11回泉鏡花文学賞を受賞。
熊谷政江（藤堂志津子）：第21回受賞。第100回直木三十五賞を受賞。
朝倉かすみ：第37回受賞。第30回吉川英治文学新人賞、第32回山本周五郎賞を受賞。
河崎秋子：第46回受賞。2015年度JRA賞馬事文化賞、第21回大藪春彦賞を受賞。

選考委員

各部門の選考は、以下の選考委員によって行われています（2023年時点）。

創作・評論部門：円城塔、川村湊、桜木紫乃、久間十義
詩部門：阿部嘉昭、工藤正廣、松尾真由美

関連情報

北海道新聞社
北海道新聞文化賞
北海道新聞俳句賞
地方文学賞
文学賞の一覧
* [北海道新聞文学賞](https://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/bunka-sho/

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