北海道道67号八雲厚沢部線

北海道道67号八雲厚沢部線は、渡島総合振興局の八雲町と檜山振興局の厚沢部町を結ぶ主要地方道であり、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

路線概要

起点: 北海道二海郡八雲町落部（国道5号交点）
終点: 北海道檜山郡厚沢部町本町（国道227号交点）
総延長: 41.650 km
実延長: 41.627 km

この路線は、八雲町落部を起点とし、厚沢部町本町を終点とする全長約41kmの道道です。渡島総合振興局函館建設管理部と渡島総合振興局函館建設管理部江差出張所が道路管理者として維持管理を行っています。

歴史

1963年に458号厚沢部八雲線として路線認定された後、1971年に路線名が八雲厚沢部線に変更され、起終点が入れ替えられました。1993年には主要地方道に指定され、1994年に現在の路線番号である67号に変更されています。

路線状況

かつての道道458号は、車線が狭く大型車のすれ違いが困難な砂利道でしたが、改良工事により線形が改善されました。しかし、厚沢部町上里および稲見地区の一部には幅員が減少する区間が残っており、特に稲見地区では1.5車線となっている箇所があります。稲見地区の幅員減少箇所については、2018年11月時点で拡幅を伴う道路改良工事が進行していました。

旧道区間には、橋やトンネルなどの遺構や、当時の道路標識が残されており、歴史を感じることができます。

通称

八厚やまぶきライン

道路施設

トンネル

さくらんぼトンネル（141 m、八雲町上の湯）
山蕗トンネル（982 m、八雲町上の湯 - 厚沢部町字清水）

廃止されたトンネル

厚雲隧道（140.2 m、八雲町上の湯 - 厚沢部町字清水、1962年開通、1998年廃止）

主な橋梁

岩見橋（76 m、落部川、八雲町上の湯）
石滝橋（72 m、上二股川、八雲町上の湯）
鷲堀橋（142 m、安野呂川、厚沢部町字滝野）
安野呂橋（89 m、安野呂川、厚沢部町字上里）

常設型ゲート

上の湯ゲート（八雲町上の湯、岩見橋北側付近）
清水ゲート（厚沢部町字清水）

その他の施設

山蕗駐車公園（八雲町上の湯）

地理

八雲町側は落部川、厚沢部町側は安野呂川（厚沢部川支流）に沿って道路が通っています。

通過する自治体

渡島総合振興局
二海郡八雲町
檜山振興局
檜山郡厚沢部町

交差する道路

八雲町
国道5号 - 落部（起点）
厚沢部町
北海道道795号共和鶉線 - 字清水（町道にて間接接続）
北海道道460号乙部厚沢部線 - 新町
国道227号 - 本町（終点）

主な峠

厚雲峠（八雲町 - 厚沢部町）

沿線施設

八雲町
上の湯温泉
厚沢部町
俄虫温泉旅館
太鼓山スキー場
厚沢部町図書館・厚沢部町郷土資料館
厚沢部町立厚沢部小学校
厚沢部町役場

八雲厚沢部線は、沿線に温泉やスキー場などの観光施設も点在しており、地域住民の生活を支えるとともに、観光客のアクセス路としても重要な役割を果たしています。

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