千路駅

千路駅について

千路駅（ちじえき）は、石川県羽咋市千路町に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）の七尾線の駅です。本駅はその歴史が長く、さまざまな変遷を経て現在に至っています。

歴史

千路駅は1898年4月24日に開業しました。当初は七尾鉄道の一部として津幡仮停車場（現在の本津幡駅）から七尾駅、矢田新駅（後の七尾港駅）間での利用が始まりました。1907年には鉄道国有法に基づき国有化され、帝国鉄道庁（後の国鉄）に所属することとなります。1909年には七尾線としての名称が確定し、さらなる整備が行われました。

1960年には貨物の取扱いを廃止し、1972年には荷物取り扱いも廃止されて無人駅に移行します。1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅として新たなスタートを切りました。そして、1990年に現在の駅舎が完成し、2021年にはICカード「ICOCA」の利用が開始されました。2024年には自動券売機の撤去が予定されています。

駅構造

千路駅は地上駅で、線路の南側に単式ホームが1面1線設置されています。このホームの下には小さな川が流れており、自然環境との調和が感じられる場所です。駅は無人で運営されており、ICOCAなどの交通系ICカードが利用できますが、IC専用の改札機は設置されていないため、乗車する際は車内での精算が必要です。

利用状況

2020年度のデータによると、千路駅の1日平均乗車人員は52人でした。この数値は近年の利用状況における一つの指標となりますが、具体的な乗車人数は駅周辺の環境や交通手段に影響されることが多いです。

駅周辺

駅近くには無料の駐車場があり、「通勤通学専用」と表示された看板があります。また、近隣には朱鷺の台カントリークラブやのと里山海道、邑知潟が位置していて、特に邑知潟はハクチョウの渡来地として知られています。さらに、国道249号線や石川県道2号七尾羽咋線、石川県道233号羽咋田鶴浜線も近く、アクセスが良好です。

隣の駅

千路駅の隣には羽咋駅と金丸駅が位置しています。いずれも七尾線の一部で、利用者のニーズに応じたアクセスが可能です。こうした駅の存在も、千路駅を利用する際の選択肢を広げています。

千路駅はその歴史や周囲の自然環境が調和した、地域に密着した駅です。旅行や通勤、通学の際に利用する際には、その魅力を感じながら訪れてみてはいかがでしょうか。

もう一度検索