厚狭・埴生バイパス

厚狭・埴生バイパスについて

厚狭・埴生バイパスは、山口県宇部市から下関市に至る国道2号（国道9号重用）のバイパス道路です。この道路は、旧厚狭郡山陽町の中心集落である厚狭地区と埴生地区で発生していた交通渋滞を緩和するために建設されました。

概要

起点: 山口県宇部市逢坂（国道2号〈国道9号重用〉現道と接続）
終点: 山口県下関市松屋東町2丁目（国道2号〈国道9号重用〉小月バイパスと接続）
延長: 12.6 km
規格: 第3種第1級
設計速度: 80 km/h
幅員: 26 m
車線幅員: 3.5 m
車線数: 4車線（当面は暫定2[[車線]]で供用）

バイパスは、山陽小野田市津布田付近で一旦現道と接続し、東側が厚狭バイパス（厚狭工区）、西側が埴生バイパス（埴生工区）と分けられます。しかし、この付近の現道改良工事と併せて一体的に整備されたため、全体を「厚狭・埴生バイパス」として一括して呼ばれています。

2008年1月26日に全線が暫定2[[車線]]で開通しました。全線開通後しばらくは、バイパスと旧道は共に国道2号として二重管理されていましたが、2008年4月1日付けで、厚狭工区の旧道は山口県道225号船木津布田線、埴生工区の旧道は山陽小野田市道談合道上市線および国道190号（区間の延伸）となりました。また、2008年6月までに山陽小野田市山野井 - 同市談合峠間が4車線化されました。

地理

バイパス沿線には、以下の主要施設があります。

朝陽カントリークラブ
山陽国際ゴルフクラブ
山陽オートレース場
山野井工業団地
THK山口工場
THK山口テクニカル工場
THK研修センター
NITTAN山陽工場
天馬山口工場
光洋技研山口工場
新山野井工業団地
CIC長州産業本社工場
MTK山口工場
オーネックス山口第二工場

交差する道路

バイパスは、以下の道路と交差しています。

市道（特記がない場合）

車線・最高速度

暫定2[[車線]]で供用開始。一部区間で4車線化済み。
設計速度は80km/h。

沿革

厚狭工区

1973年度: 事業化
1982年度: 用地買収開始
1989年度: 工事着手
1999年3月: 山陽小野田市杣尻 - 山陽小野田市迫山間1.3 km開通（JR山陽新幹線厚狭駅開業に伴う関連道路として先行整備）
2000年10月: 山陽小野田市山野井 - 山陽小野田市津布田間1.4 km開通
2004年3月: 山陽小野田市迫山 - 山陽小野田市山野井間2.9 km開通
2008年1月: 追い越しのためのはみ出しが禁止
2008年1月26日: 宇部市逢坂 - 山陽小野田市杣尻間1.8 kmが開通し、全線開通

埴生工区

1991年度: 事業化
1993年度: 用地買収開始
1995年度: 工事着手
2001年3月: 山陽小野田市津布田 - 山陽小野田市埴生間2.5 km開通（山陽自動車道埴生ICのアクセス道路として先行整備）
2006年7月29日: 山陽小野田市埴生 - 下関市松屋東町2丁目間2.7 km開通。埴生工区全線開通

交通量

2005年度の平日24時間交通量（台）は以下の通りです。

山陽小野田市大字杣尻：10,800
山陽小野田市大字山野井：6,500
山陽小野田市大字埴生：7,200

脚注

(情報元：山口河川国道事務所 基礎データ 交通量より)

関連項目

中国地方の道路一覧
日本のバイパス道路一覧

外部リンク

山口河川国道事務所
* 宇部国道維持出張所

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