原平市

原平市（げんへい-し）

原平市は、中華人民共和国山西省忻州市に位置する県級市です。

歴史

原平市の歴史は古く、秦代に雁門郡が設置されたのが、この地域における行政区画の始まりとされています。前漢時代には太原郡の下に原平県が設置され、後漢以降は雁門郡の管轄となりました。

410年（北魏の永興2年）には、原平県は現在の代県の西部に移され（後に北斉により廃止）、秀容郡石城県が新たに設置されました。隋代に入ると、590年（開皇10年）に石城県は平寇県と改称され、605年（大業元年）には崞県と改称されました。唐代から金代にかけては、代州の管轄下に置かれました。

元朝が成立すると、1242年に崞県は崞州に昇格し、冀寧路の管轄となりました。しかし、1369年（明朝の洪武2年）には、崞県に降格され、太原府（1375年に代州に移管）の管轄となり、この状態が清末まで続きました。

中華民国が成立すると、府制が廃止されたことに伴い、1912年（民国元年）に山西省直轄となりました。その後、北京政府が成立すると、1913年（民国2年）に新設された雁門道に移管され、南京国民政府成立までその状態が維持されました。

1958年12月、崞県は原平県と改称され、1993年6月に県級市に昇格し、現在に至っています。

行政区画

原平市は、以下の行政区画によって構成されています。

街道: 南城街道、北城街道、吉祥街道、新原街道
鎮: 同川鎮、蘇竜口鎮、崞陽鎮、大牛店鎮、閻荘鎮、軒崗鎮、雲水鎮
郷: 子干郷、中陽郷、沿溝郷、大林郷、西鎮郷、王家荘郷、段家堡郷

交通

原平市には、以下の鉄道が乗り入れています。

同蒲線、京原線：原平駅

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