友達の唄 (ゆずの曲)

友達の唄：ゆずの7枚目のシングル

1999年9月29日、セーニャ・アンド・カンパニーより発売されたゆずの7枚目のシングル「友達の唄」は、同グループの代表曲の一つとして、現在も高い人気を誇ります。このシングルは、ゆずの音楽史において重要な位置を占めており、その背景や詳細について見ていきましょう。

楽曲の概要と記録

「友達の唄」は、ゆずにとって6作連続のTOP10入り、そして5作連続20万枚突破という快挙を達成したシングルとなりました。2ヶ月連続でのシングルリリースという積極的な活動も記憶に新しいです。

初回限定盤には、通常ジャケットとは異なるEPサイズジャケット盤やピクチャーディスクが存在し、コレクターズアイテムとしても注目を集めています。特にEPサイズジャケット盤は、ゆずの2人が写っていないという珍しいデザインが特徴的です。また、初回盤にはアルバム『ゆずえん』の告知シートが封入されていました。

収録楽曲

シングルには3曲が収録されています。

友達の唄 (5:11):
作詞・作曲: 北川悠仁
ストリングスアレンジ: 阿部雅士
仮タイトルは「皮パン」だったという逸話は有名です。ライブツアー中にひらめいたというタイトルは、楽曲の持つ温かさと親しみやすさを象徴しています。
モノクロ映像のミュージックビデオは、楽曲の世界観をより深く表現しており、PV集「録歌選 金銀」にも収録されています。
江崎グリコ ポッキーのコマーシャルソングにも起用されました。
未練歌 (4:29):
作詞・作曲: 北川悠仁
終わりそうで終わらない、長めの後奏が特徴的な楽曲です。カップリング曲の中で唯一、アルバム『ゆずえん』に収録されました。
近年のライブでは、振り付けと共に披露されることが多く、ファンに愛される一曲となっています。
待ちぼうけ (4:01):
作詞・作曲: 岩沢厚治
前奏前の会話で、北川悠仁がタンバリンを忘れて取りに戻っているという、ユーモラスな演出が印象的です。
寺岡呼人のスタジオのベランダでレコーディングされたという、デモテープ風の音源で、路上時代の楽曲を彷彿とさせる素朴な魅力があります。
ミニアルバム「ゆずの素」の収録候補にも上がっていましたが、最終的には今回のシングルカップリングとなりました。

収録アルバム

「友達の唄」は、数々のアルバムに収録されています。代表的なものとしては以下の通りです。

ゆずえん
Home 1997-2000
YUZU 20th Anniversary ALL TIME BEST ALBUM ゆずイロハ 1997-2017

ライブバージョンも収録されているアルバムがあります。

歌時記 〜ふたりのビッグ（エッグ）ショー篇〜
二人参客 2015.8.16〜黄色の日〜

一方、「未練歌」は『ゆずえん』に、「待ちぼうけ」はアルバム未収録です。

テレビ出演

「友達の唄」は、様々な音楽番組で披露されました。

夢・音楽館（2004年9月16日、NHK総合）
SMAP×SMAP（2009年4月20日、フジテレビ）

これらの番組出演は、楽曲の知名度向上に大きく貢献しました。

カバー

「友達の唄」は、ゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』において、喜多見柚（武田羅梨沙多胡）・堀裕子（鈴木絵理）によってカバーされ、2019年1月1日に追加されました。その後、2020年1月8日発売のシングル「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 35 Palette」にも収録されました。

関連情報

江崎グリコ
ポッキー
1999年の音楽
寺岡呼人

「友達の唄」は、ゆずの音楽性と、彼らの歩んできた道のりを象徴する楽曲であり、数多くのファンに愛され続けています。その背景にある努力と才能、そして時代背景を理解することで、この楽曲の魅力はさらに深まるでしょう。

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