双葉町 (板橋区)

東京都板橋区双葉町について

双葉町は、東京都板橋区の南東部に位置する、丁目の設定がない単独町名です。全域で住居表示が実施されており、郵便番号は173-0011です。板橋区の南東部に位置し、南端は石神井川に接しています。北は富士見町、東は大和町、南は石神井川を挟んで中板橋、西は常盤台と隣接しています。

地理

双葉町は、武蔵野台地の成増台に位置しており、全体的に緩やかな傾斜をしています。北から南へ向かって低くなっており、石神井川へと繋がっています。町域の北辺には、東京都道318号環状七号線（環七通り）が東西に走っています。住宅地が大部分を占め、神社や小学校を除くと、ほぼ全域が住宅地となっています。

河川

町域の南端には、石神井川が流れています。

地価

2024年7月1日の地価調査によると、住宅地の地価は双葉町22-3の地点で52万円/m²となっています。

歴史

双葉町は、廃藩置県以前は武蔵国豊島郡下板橋宿および上板橋村の一部でした。

沿革

1400年頃（応永年間）：根村氷川神社が創建されました。
1695年（元禄8年）：中用水が建設され、石神井川の水をくみ上げる堰場が当地に設置されました。
1749年（寛延2年）：五十宮倫子女王が徳川家治将軍との婚儀に向かう際、縁切榎の前を通らないための迂回路（根村道）が、現在の双葉町内に作られました。この迂回路は、後の和宮親子内親王の婚儀でも使用されました。伝説では、縁切榎を菰で覆い隠したとされていますが、実際には飯田侃家の古文書により、根村道を通ったことが確認されています。
1871年（明治4年）：浦和県から東京府に編入されました。
1889年（明治22年）：市制町村制施行により、東京府北豊島郡板橋町大字下板橋の一部となりました。
1930年（昭和5年）：板橋第三尋常小学校内に板橋尋常夜学校が設置されました。
1932年（昭和7年）：板橋区発足に伴い、旧板橋町八丁目、十丁目、旧上板橋町二丁目の一部となりました。
1940年（昭和15年）：板橋第八高等尋常小学校（現在の板橋区立板橋第八小学校）が開校しました。
1945年（昭和20年）：板橋尋常夜学校が廃止されました。
1956年（昭和31年）：地番整理により、旧板橋町八丁目、十丁目の一部と旧上板橋町二丁目の一部が統合され、双葉町となりました。
1964年（昭和39年）：東京都道318号環状七号線（環七通り）が開通しました。

世帯数と人口

2024年3月31日現在、双葉町の世帯数は3,295世帯、人口は5,365人です。

学区

双葉町から区立小中学校に通う場合、学区は以下の通りとなります（2021年8月時点）。

産業

2021年現在の経済センサス調査によると、双葉町の事業所数は123、従業員数は691人です。

交通

鉄道

町域内には駅はありませんが、以下の駅が利用可能です。

都営地下鉄三田線：板橋本町駅（大和町および本町）
東武東上線：中板橋駅（弥生町および中板橋）

バス

以下のバス路線が利用できます。

国際興業バス・関東バス（共同運行）：富士見町都営住宅・中板橋駅入口（赤31系統）
都営バス：富士見町都営住宅・中板橋駅入口（王78系統）

道路

東京都道318号環状七号線（環七通り）

橋梁

中根橋

施設

板橋区立板橋第八小学校
なでしこ幼稚園
即得寺
根村氷川神社

かつて存在した施設

板橋尋常夜学校

外部リンク

* 板橋区

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