吉田駅 (大阪府)

吉田駅：東大阪の玄関口

近畿日本鉄道けいはんな線にある吉田駅は、大阪府東大阪市今米一丁目に位置しています。駅番号はC25で、副駅名は「中甚兵衛の碑前」です。駅名は「よしだ」ではなく「よした」と読みます。

歴史と概要

吉田駅は1986年10月1日、東大阪線長田～生駒間の開通と同時に開業しました。2006年には到着・発車メロディが導入され、東大阪線がけいはんな線に改称、駅番号も導入されました。翌年にはPiTaPaの利用が開始されています。花園ラグビー場へのアクセス駅として知られていますが、最寄り駅と呼ぶには距離があり、駅からラグビー場までは1キロメートル以上離れています。東花園駅の方がラグビー場に近いと言えるでしょう。

駅構造

高架駅で、相対式2面2線のホーム構造です。改札口とコンコースは2階、ホームは3階に位置し、さらにその上には阪神高速道路の高架が走っています。改札口は行き先別に分かれていますので、改札内でのホーム間の移動はできません。ホームにはワンマン運転支援用のセンサーが設置され、バリアフリー対応としてエレベーターも設置されています。生駒駅が管理する有人駅で、PiTaPa、ICOCAに対応した自動改札機と自動精算機（回数券カードおよびICカードのチャージに対応）が設置されています。

利用状況

2022年11月8日時点での1日あたりの乗降人員は約15,015人です。近年、乗降客数は安定して推移しています。（具体的な数値は、本文では割愛させていただきます）

駅周辺

駅周辺には多くの商業施設が立ち並びます。コンビニエンスストア（ファミリーマート2店舗、セブンイレブン1店舗）をはじめ、スーパーマーケット（ラ・ムー、業務スーパー）、その他小売店、銀行（南都銀行、大阪シティ信用金庫）などが利用可能です。

また、今米公園や中甚兵衛顕彰碑、東大阪緩衝緑地公園、花園中央公園などの公園、そして東大阪市花園ラグビー場、大阪朝鮮高級学校といった施設も近隣に位置しています。加納工業団地や東大阪吉田駅前郵便局も駅周辺にあります。交通面では、阪神高速13号東大阪線と国道308号がアクセスに便利です。府営東大阪島之内住宅も近くにあります。

アクセス

* 近鉄けいはんな線: 荒本駅から吉田駅、新石切駅へと繋がっています。

まとめ

吉田駅は、商業施設が充実し、生活利便性の高い立地にある一方で、花園ラグビー場へのアクセスという観点からは、やや距離があるという特徴を持つ駅です。周辺には公園や学校、工業団地なども存在し、多様な地域ニーズに対応した、東大阪市を代表する駅の一つと言えるでしょう。

もう一度検索