呉肇毅

呉肇毅（ご ちょうき）

呉肇毅（1965年4月22日生まれ）は、中国の囲碁棋士であり、中国囲棋協会に所属し、九段の段位を持つ。

経歴

11歳で囲碁を学び始め、13歳で体育学校へ、15歳で集中訓練隊に入るという、幼少の頃から囲碁の才能を発揮していた。1982年に三段に認定され、1987年には新秀菊花杯戦で優勝を飾る。1989年には牟鋼杯囲棋招待戦でも優勝を果たした。1991年と1993年には名人戦リーグ入りを果たす。

1992年には八段に昇段。また、棋王戦の挑戦者決定戦に進出したが、梁偉棠に0-2で敗れた。1994年には大国手戦挑戦者決定戦で常昊に敗れている。1994年と1995年には全国囲棋個人戦で5位入賞を果たした。1995年には台湾の永大杯戦で林聖賢を破り優勝し、全国国手招待戦でも優勝した。1996年に九段に昇段。1997年には友情杯リーグ入り、宝勝電纜杯で優勝した。2000年には天元戦でベスト4に進出している。

中国囲棋甲級リーグでは、1999年から中信大三元チームで出場したが、2002年まででチームは解散。2004年からは乙級リーグで出場した。棋士ランキングでは1997年に10位、1999年と2003年に49位を記録している。1997年には呉肇毅囲棋倶楽部を設立し、2001年には北京呉肇毅文化発展有限公司へと発展させた。

タイトル歴

新秀菊花杯 (1987年)
牟鋼杯囲棋招待戦 (1989年)
永大杯囲棋戦 (1995年)
全国国手招待戦 (1995年)
宝勝電纜杯 (1997年)

その他の棋歴

国際棋戦

日中囲碁交流
1989年 1-2（○結城聡、×小松英樹、×森田道博）
1991年 0-2（×中小野田智巳、×森山直棋）
日中スーパー囲碁
1992年 0-1（×小松英樹）

国内棋戦

全国囲棋個人戦 5位 (1994年、1995年)
中国囲棋甲級リーグ戦
1999年（巨盛中信大三元）
2000年（中信大三元）
2001年（中信大三元）
2002年（中信大三元）
2004年 乙級
2006年 乙級（北京奕道場隊）
2009年 乙級（広東東湖棋院倶楽部有限公司、監督兼任）
2010年 乙級（広州広日囲棋隊、監督）


呉肇毅は、中国囲碁界において長年にわたり活躍し、数々のタイトルを獲得するとともに、後進の育成にも力を注いでいる。彼の囲碁界への貢献は計り知れない。

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