国東半島県立自然公園

国東半島県立自然公園

国東半島県立自然公園は、大分県北東部の国東半島に位置し、1951年（昭和26年）3月30日に県立自然公園として指定されました。この公園は、国東半島の沿岸部と内陸部を含む広大なエリアを対象としており、総面積は19,691.18ヘクタールに及びます。そのうち、陸域が15,591.18ヘクタール、海域が4,100ヘクタールを占めています。

概要

国東半島県立自然公園は、豊かな自然と歴史的な文化財が共存する地域です。公園内では、奇岩が立ち並ぶ内陸部と、変化に富んだ海岸線が楽しめます。特に、北部の周防灘側にはリアス式海岸が発達しており、複雑な地形が特徴的です。一方、東部から南部の伊予灘沿いには、白砂青松の美しい海岸が広がっています。

2005年度の利用者数は108万人を記録しており、多くの人々がこの公園の自然と文化に触れています。ただし、国東半島の最高峰である両子山山頂付近と、姫島は瀬戸内海国立公園に指定されており、国東半島県立自然公園の範囲には含まれていません。

特徴

内陸部：

奇岩が点在し、独特の景観を作り出しています。
六郷満山文化に関連する多くの文化財が残されており、歴史的な価値も高いです。

沿岸部：

北部：リアス式海岸が発達しており、複雑で変化に富んだ地形が特徴です。
東部から南部：白砂青松の海岸が続き、美しい景観が広がっています。

区域内の自治体

国東半島県立自然公園は、以下の市にまたがっています。

宇佐市
豊後高田市
国東市
杵築市

主要な景勝地・文化財

公園内には、多くの景勝地や文化財が点在しています。以下はその一部です。

富貴寺（豊後高田市）：国宝に指定されている大堂は必見です。
真木大堂（豊後高田市）：重要文化財の木造阿弥陀如来坐像などが安置されています。
熊野磨崖仏（豊後高田市）：重要文化財および史跡に指定されており、圧巻の磨崖仏です。
長崎鼻（豊後高田市香々地）：大分県天然記念物であり、大分百景にも選ばれている景勝地です。
黒津崎海岸（国東市国東町）：大分百景に選ばれた美しい海岸線です。
奈多海岸（杵築市）：日本の白砂青松100選、快水浴場百選、大分百景にも選ばれた美しい海岸です。
住吉浜（杵築市）：大分百景に選ばれている景勝地です。

関連情報

大分県の県立自然公園
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祖母傾県立自然公園

外部リンク

国東半島県立自然公園 - 大分県
自然公園法及び県立自然公園条例に基づく自然公園指定区域 - 大分県

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