国立障害者リハビリテーションセンター

国立障害者リハビリテーションセンターについて

国立障害者リハビリテーションセンター（通称：国リハ）は、埼玉県所沢市に所在する厚生労働省の施設等機関です。このセンターは、障害のある人々が社会参加し、自立した生活を送るための総合的な支援を提供しています。

概要

国リハは、身体[[障害]]、視覚障害、言語聴覚障害、高次脳機能障害、発達[[障害]]など、様々な障害を抱える人々を対象に、リハビリテーションに関する相談、医学的・心理学的・社会学的・職能的判定を行っています。また、治療、訓練、指導を実施するとともに、障害に関する調査・研究、専門技術者の養成・訓練にも力を入れています。

WHO（世界保健機関）の障害予防とリハビリテーションに関する研究協力センターとしても指定されており、国際的な連携も図っています。

沿革

国リハの歴史は、1949年に東京都新宿区に設立された国立身体[[障害]]者更生指導所に遡ります。その後、1964年に国立身体[[障害]]センターへと改称。1979年に、国立身体[[障害]]センター、国立東京視力障害センター、国立聴力言語障害センターを統合し、現在の国立身体[[障害]]者リハビリテーションセンターが発足しました。2008年には、国立障害者リハビリテーションセンターに名称が変更されました。

組織

国リハは、自立支援局、病院、研究所、学院、管理部の5つの部門で構成されており、総長が全体を統括しています。

国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局

• - 就労移行支援：就労に向けた支援
• - 自立訓練：機能訓練、生活訓練
• - 就労移行支援（養成施設）：専門的な就労支援
• - 専門課程：医療分野の専門士を養成
• - 高等課程：高校卒業と同等以上の学力を持つ者を対象
• - 施設入所支援：生活支援
• - 国立光明寮：視覚障害者向けの生活支援施設
• - 国立保養所：リフレッシュや療養を目的とした施設
• - 国立知的[[障害児施設]]：知的障害を持つ児童向けの施設

国立障害者リハビリテーションセンター病院

• - 診療部門：内科、神経内科、整形外科、リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、精神科、歯科
• - 看護部門：入院患者への看護ケア
• - リハ部門：理学療法、作業療法、リハビリテーション体育、言語聴覚、ロービジョンクリニック
• - 心理・医療福祉相談：心理的なサポートや医療福祉に関する相談

国立障害者リハビリテーションセンター研究所

• - 運動機能系障害研究部：運動機能障害に関する研究
• - 感覚機能系障害研究部：感覚機能障害に関する研究
• - 福祉機器開発部：障害者用福祉機器の開発
• - 障害工学研究部：工学的なアプローチによる障害研究
• - 障害福祉研究部：障害福祉に関する研究
• - 補装具製作部：補装具の製作
• - 発達[[障害]]情報センター：発達[[障害]]に関する情報発信

国立障害者リハビリテーションセンター学院

• - 言語聴覚学科：言語聴覚士を養成
• - 義肢装具学科：義肢装具士を養成
• - 視覚障害学科：視覚障害者への支援者を養成
• - 手話通訳学科：手話通訳者を養成
• - リハビリテーション体育学科：リハビリテーション体育指導者を養成

リハ並木祭

年に一度、国リハと隣接する国立職業リハビリテーションセンターが合同で開催する文化祭です。両センターで実施している訓練やクラブ活動の成果発表、模擬店などが行われ、地域住民との交流も深める場となっています。なお、文化祭の名称は、所在地である「並木」に由来します。近隣の防衛医科大学校の文化祭も「並木祭」と呼ばれるため、混同しないよう注意が必要です。

アクセス

センターへの詳しいアクセス方法は、公式サイトの「交通案内」ページで確認できます。

外部リンク

• - 国立障害者リハビリテーションセンター 公式サイト

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