国道2号線 (韓国)

国道2号線（韓国）

国道2号線は、大韓民国の南西端、全羅南道新安郡長山面から慶尚南道を経て、南東部の要衝、釜山広域市中区を結ぶ、総延長477.4kmの主要な一般国道です。この道路は、韓国の南海岸地域における重要な交通動脈としての役割を担っています。

概要

国道2号線は、その大部分が南海岸沿いに位置し、海岸線の美しい風景を眺めながらドライブを楽しめる道路として知られています。特に、全羅南道と慶尚南道にまたがる区間は、山間部を縫うように走り、変化に富んだ景観が特徴です。また、この道路は、南海高速道路や慶全線（鉄道）とほぼ並行しており、南海岸圏の主要都市を結ぶ重要な役割を果たしています。

歴史

1971年8月31日、一般国道路線指定令により、国道第2号線は「木浦-釜山線」として指定されました。当初の起点は全羅南道の木浦市でしたが、その後、新安郡へと変更されました。これにより、より広範囲な地域をカバーする国道としての性格が明確になりました。

将来の展望

将来的には、この国道は韓日海底トンネルを通じて日本の国道382号線と接続される可能性があり、国際的な交通ネットワークの一部となることが期待されています。また、釜山広域市では、アジアハイウェイ1号線およびアジアハイウェイ6号線とも接続しており、国際的な物流や人の移動を支える重要な役割を担っています。

通過する自治体

全羅南道

新安郡
木浦市
務安郡
霊岩郡
康津郡
長興郡
宝城郡
順天市
光陽市

慶尚南道

河東郡
泗川市
晋州市
昌原市

釜山広域市

江西区
沙下区
西区
中区

交差する道路

高速道路

西海岸高速道路
南海高速道路

国道

国道1号
国道3号
国道5号
国道7号
国道13号線
国道14号線
国道15号
国道17号線
国道18号線
国道19号線
国道20号線
国道23号
国道25号
国道27号線
国道33号線
国道58号線
国道59号線
国道77号
国道79号

バス専用道路

国道2号線の中でバス専用道路として指定されているのは、釜山市内の洛東南路のみです。これは、市内における公共交通機関の円滑な運行を支援するための措置です。

まとめ

国道2号線は、韓国南西部の新安郡から南東部の釜山広域市まで、広範囲な地域を結ぶ重要な幹線道路であり、その沿線には多様な景観や都市が点在しています。地域経済の発展や人々の移動を支えるだけでなく、将来的には国際的な交通ネットワークの一部としての役割が期待される、重要な道路です。

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