国際興業観光バス

国際興業観光バス：歴史と現在

国際興業観光バスは、国際興業グループの一員として貸切バス事業を展開しています。2004年に国際興業バスから分社化され、2007年には国際観光バスの貸切バス事業を譲受するなど、規模を拡大してきました。2013年には国際興業グループ株式会社に吸収合併されましたが、貸切バス事業のブランドとしては現在も存続しています。

事業内容

国際興業観光バスは、主に国際興業グループの貸切バス事業を担当しています。また、国際興業バスが運行する夜行高速バスにおいて、多客期の続行便を運行することがあります。

本社・事業所

• - 本社: 東京都中央区八重洲二丁目10-3 国際興業本社内
• - 観光板橋営業所（旧：国際観光バス本社営業所）
• - 観光さいたま営業所（国際興業バス西浦和営業所に併設）

過去の事業所

かつては以下の事業所が存在していました。これらの営業所の中には、分社化前に移転・閉鎖されたものもあります。

• - 観光板橋営業所（初代）：板橋区小豆沢。越中島へ移転。
• - 観光東京営業所：江東区越中島。閉鎖。
• - 観光東池袋営業所：豊島区東池袋、元東京タワー観光バス。山梨交通東京営業所を合併、練馬へ移転。
• - 観光練馬営業所：乗合練馬営業所と併設、志村へ移転。
• - 観光浦和営業所：川口へ移転。
• - 観光川口営業所：川口市西青木。後に乗合川越営業所志木分車庫と統廃合の上、西浦和へ移転。
• - 観光西浦和営業所：乗合西浦和営業所に併設。乗合さいたま東営業所開設に伴い、浦和・大宮からの多数の路線移管による増車のため、戸田へ移転。
• - 観光川越営業所：川越市神明町。元乗合西浦和営業所川越分車庫内。国際興業バスの川越路線撤退に伴い閉鎖、観光西浦和に統廃合。
• - 観光戸田営業所：乗合戸田営業所に併設。再び西浦和へ移転し、観光さいたま営業所として復活。
• - 観光志村営業所：乗合志村営業所に併設。国際観光の吸収に伴い観光板橋へ移転。
• - 観光横浜営業所：横浜市中区新山下。閉鎖。
• - 観光川崎営業所：川崎市川崎区東扇島。閉鎖。

沿革

国際興業観光バスのルーツは、1935年に設立された富士団体貸切自動車に遡ります。以下は、その主な沿革です。

• - 1935年6月13日：富士団体貸切自動車を東京市大森区大森に設立。
• - 1936年1月11日：東京横浜電鉄に買収される。
• - 1936年4月6日：東京観光自動車に改称。
• - 1946年5月15日：国際商事が東京急行電鉄より東京観光自動車を譲受。
• - 1947年6月16日：国際興業（旧社）を設立。国際商事、東京観光自動車他3社は事業一切を同社に譲渡。
• - 1957年11月22日：大阪交通、国際興業の傘下に入る。
• - 1959年6月25日：神戸タクシー、国際興業の傘下に入る。
• - 1960年1月14日：大阪交通、神戸タクシーを合併。
• - 1961年3月30日：大阪交通、国際興業（旧社）を合併して国際興業（現社）に改称。
• - 2004年4月1日：国際興業バスの貸切バス事業を分社化し、国際興業観光バス株式会社を設立。
• - 2004年9月8日：神奈川県へ進出。
• - 2007年12月28日：国際観光バス（東京都板橋区、東京日野自動車傘下）より事業譲受。
• - 2008年7月1日：国際興業バスの貸切バス部門が合流。
• - 2013年8月16日：国際興業グループ株式会社を存続会社として吸収合併。

車両

2010年4月1日時点での所有車両数は80台で、内訳はいすゞ車39台、日野車41台でした。これらのうち2台は豪華仕様のロイヤルクルーザーでした。

国際興業のグループには北海道いすゞ自動車があるため、導入車両の多くはいすゞ車でした。しかし、国際観光バスは東京日野自動車の系列子会社であったため、日野車が導入されていました。国際観光バスからの譲受車は、当初は塗装変更されず「国際観光」の文字を残したまま、応急措置として後部のオーバーハング部に「国際興業観光バス」の文字が付加されていましたが、後に国際興業カラーへ塗り替えられました。

現行車両

• - いすゞ・ガーラ
• - 日野・セレガ

過去の車両

• - いすゞ・スーパークルーザー
• - ほか

関連情報

• - 国際興業
• - 国際興業バス
• - 国際観光バス (東京都)

外部リンク

• - 国際興業観光バス
• - 会社概要 - 国際興業

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