在ダバオ日本国総領事館

在ダバオ日本国総領事館について

在ダバオ日本国総領事館（Consulate-General of Japan in Davao）は、フィリピンのミンダナオ島最大の都市であるダバオ市に設置されている日本の総領事館です。この領事館は、地域における日本とフィリピンの友好関係を促進する重要な役割を担っています。

歴史

ダバオにおける日本の領事機関の歴史は、1920年にまで遡ります。当時、フィリピンはアメリカ合衆国の植民地であり、在マニラ日本帝国総領事館のダバオ分館として、その活動を開始しました。その後、第二次世界大戦中の1943年11月23日には、在ダバオ日本帝国総領事館として正式に開設されました。しかし、1945年3月に始まったミンダナオ島の戦いにおいて、日本軍が連合軍に敗北したため、閉鎖を余儀なくされました。

戦後、1973年に在ダバオ出張駐在官事務所（Consular Office of Japan in Davao）が設置され、領事館としての活動を再開しました。その後、2014年8月1日に出張駐在官事務所は在ダバオ領事事務所に改称されました。そして、2019年1月1日、在ダバオ領事事務所が格上げされる形で、約74年ぶりに総領事館として再発足しました。同年2月10日には、ダバオ市内のホテルで総領事館開館式典が開催され、日本側からは河野太郎外務大臣、羽田浩二駐フィリピン大使、三輪芳明総領事が、フィリピン側からはテオドロ・ロペス・ロクシン・ジュニア外務大臣、カルロス・ドミンゲス3世財務大臣、サラ・ドゥテルテ＝カルピオ市長らが出席しました。

所在地

総領事館は、以下の場所に位置しています。

4th Floor, B.I. Zone Building, J.P. Laurel Avenue, Bajada, Davao City 8000

管轄地域

在ダバオ日本国総領事館は、以下の地域を管轄しています。

サンボアンガ半島：北サンボアンガ州、南サンボアンガ州、サンボアンガ・シブガイ州
ブキドノン州
カミギン州
北ラナオ州
ミサミス地方：西ミサミス州、東ミサミス州
ダバオ地方：ダバオ・デ・オロ州、北ダバオ州、南ダバオ州、東ダバオ州、西ダバオ州
コタバト地方：コタバト州、サランガニ州、南コタバト州、スルタン・クダラット州
アグサン地方：北アグサン州、南アグサン州
ディナガット・アイランズ州
スリガオ地方：北スリガオ州、南スリガオ州
ラナオ・デル・スル州
マギンダナオ州
バシラン州
スールー州
タウィタウィ州

これらの地域における領事サービス、日本との交流促進、その他関連業務を担当しています。

関連情報

在フィリピン日本国大使館: フィリピンにおける日本大使館であり、在ダバオ日本国総領事館と連携して活動しています。
在セブ日本国総[[領事館]]: フィリピンのセブ島に設置されている日本の総領事館です。
日本とフィリピンの関係: 両国は歴史的に友好関係を築いており、政治、経済、文化など多岐にわたる分野で協力関係にあります。

外部リンク

在ダバオ日本国総領事館
在ダバオ日本国総領事館（英語）
* 在ダバオ日本国総領事館 - Facebook

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