城辺町 (沖縄県)

城辺町（ぐすくべちょう）

城辺町は、かつて沖縄県宮古郡に存在した町です。2005年10月1日に平良市、下地町、上野村と合併し、宮古島市となりました。町役場は福里に置かれ、合併後は宮古島市役所城辺庁舎として利用されています。

地理

城辺町は、宮古島の南東部に位置していました。この地域は、美しい自然に恵まれ、海岸線や丘陵地が広がっていました。

字・行政区

城辺町には、以下の字（行政区）がありました。

新城（あらぐすく）
下里添（しもざとそえ）
砂川（すながわ）
友利（ともり）
長間（ながま）
西里添（にしざとそえ）
比嘉（ひが）
福里（ふくざと）
福西 - 城辺町の中心地
福東
福中
福南
福北
保良（ぼら）

これらの地域は、それぞれ独特の文化や景観を持っていました。

歴史

城辺町の歴史は、明治時代までさかのぼります。明治末期までは、砂川間切（すなかわまぎり）と平良間切（たいらまぎり）に属していました。

1908年（明治41年）4月1日：島嶼町村制により城辺村が誕生。
1909年（明治42年）：村役場を移転。
1934年（昭和9年）：庁舎を新築。
1937年（昭和12年）：瑞福隧道（比嘉トンネル）が竣工。
1942年（昭和17年）：西中共同製糖工場が設立。
1947年（昭和22年）2月1日：町制を施行し、城辺町となる。
1979年（昭和54年）：皆福地下ダムが完成。
2005年（平成17年）10月1日：平良市、下地町、上野村と合併し、宮古島市となり消滅。

これらの出来事は、城辺町の発展と変遷を示す重要な歴史です。

現在の宮古島市城辺地域

城辺町は消滅しましたが、その地域は現在、宮古島市城辺地域として、その名残をとどめています。

道路

城辺町には、以下の道路が通っていました。

国道390号
沖縄県道78号平良城辺線（主要地方道）
沖縄県道83号保良西里線（主要地方道）
沖縄県道198号根間地与那節線
沖縄県道199号福里保良線
沖縄県道201号友利線
沖縄県道235号保良上地線
沖縄県道246号城辺下地線

これらの道路は、地域住民の生活を支え、観光客の移動を円滑にする役割を果たしていました。

教育

城辺町には、以下の学校がありました。

城辺町立城辺中学校
城辺町立砂川中学校
城辺町立西城中学校
城辺町立福嶺中学校
城辺町立城辺小学校
城辺町立砂川小学校
城辺町立西城小学校
城辺町立福嶺小学校

これらの学校は、地域の子どもたちの教育を担い、地域の発展に貢献してきました。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

城辺町には、多くの名所、旧跡、観光スポットがありました。

天然記念物

仲原化石（町指定）

史跡

高腰城跡（県指定）
上比屋山（ういぴゃーやま）遺跡（県指定）
金志川泉（きんすうきゃーがー）

旧跡

ムイガー
山川湧水

有形民俗文化財

友利あま井（県指定有形民俗文化財）
野加那泉（ぬがながー）

無形文化財

上区の獅子舞（町指定無形文化財）
うるかのクイチャー（町指定無形文化財）
なりやまあやぐ（宮古民謡）

その他

瑞福隧道（比嘉トンネル）
西中共同製糖工場煙突
おっぱい山
与那浜の松林
西城小学校のガジュマル
上原家のフクギ
花切の前田家
びまる御嶽
仲原鍾乳洞
パナリ岩礁
シンピキ゜山

観光スポット

保良泉ビーチ
東平安名崎
宮古島海宝館
イムギャーマリンガーデン
マムヤの墓
七又海岸
吉野海岸
新城海岸
オーシャンリンクス宮古島（ゴルフ場）
皆福地下ダム
宮古乗馬倶楽部

これらの場所は、城辺町の歴史、文化、自然を体験できる貴重なスポットでした。

脚注

外部リンク

城辺町 - ウェイバックマシン - 公式ウェブサイト
* 宮古5市町村合併推進協議会 - 合併デジタルアーカイブ

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