塩浜 (江東区)

塩浜（しおはま）

塩浜は、東京都江東区の町名で、塩浜一丁目と塩浜二丁目から構成される住居表示実施済みの区域です。深川地域に位置し、かつては東京湾の埋立地として造成されました。

地理

塩浜は、汐浜運河、汐見運河、豊洲運河に囲まれた場所にあります。具体的には、江東区の木場、東陽、古石場、越中島の南に位置し、汐見運河を挟んで枝川や潮見の北に位置します。西側は豊洲運河を挟んで豊洲、東側は運河を挟んで新砂と隣接しています。

塩浜一丁目は倉庫街としての性格が強いですが、近年は集合住宅の建設が進んでいます。一方、塩浜二丁目には、塩崎保育所、重度知的障害者施設塩浜福祉園、江東区特別養護老人ホーム塩浜ホーム、鈴木病院などの福祉・医療関連施設が集まっています。その他、集合住宅や零細工場なども存在し、東側は鉄道の敷地が大部分を占めています。かつて存在した三洋証券のディーリングセンター跡地は、現在はTISのデータセンターとして利用されています。塩浜一丁目と二丁目の間は三ツ目通りが貫き、その上を首都高速9号深川線が走っています。二丁目の方が一丁目よりも広く、東西に長い形状をしています。

地下にはJR京葉線が通っており、塩浜二丁目第二公園の南付近から地上に出て、汐見運河を渡って潮見駅へと続いています。また、二丁目にはJR総武本線貨物支線（越中島支線）の越中島貨物駅があります。貨物支線の終端部は二丁目7番付近に位置しています。かつては同駅から豊洲・晴海方面へ東京都港湾局専用線が延びていましたが、1989年に廃線となり、現在は一部に廃線跡が残されています。旧貨物用地は、大規模マンションや救急病院、特別養護老人ホーム、駐車場などに利用されています。豊洲との間に架かっていた豊洲橋梁は2000年に撤去されました。東京地下鉄の深川車両基地も二丁目に位置しており、ジェイアールバス関東本社および東京支店が隣接しています。なお、塩浜には旅客を扱う鉄道駅はありません。二丁目西部と枝川を結ぶ鴎橋は架け替え工事が行われ、車線数が増加しました。

地価

2024年1月1日の公示地価によると、塩浜2-29-4の地点で住宅地の地価は68万4000円/m2となっています。

歴史

塩浜は、住居表示実施前に存在した塩崎町と浜園町の町域に相当します。戦前は深川区浜園町（のちに江東区深川浜園町）と同区塩崎町（同じく江東区深川塩崎町）として存在し、浜園町が西、塩崎町が東に並んでいました。

地名の由来は、1968年4月1日の住居表示実施の際に、深川塩崎町の「塩」と深川浜園町の「浜」を取って名付けられたとされています。かつて1914年に平久町地先埋立地の一部に「塩浜町」という地名が存在しましたが、1931年に平久町二丁目に合併され、1968年に深川塩崎町と深川浜園町が合併した際に復活しました。地名成立の経緯から、特に製塩業が盛んであったというわけではありません。

世帯数と人口

2023年1月1日現在の東京都の発表によると、塩浜の世帯数と人口は以下の通りです。

人口:（省略）
世帯数:（省略）

学区

江東区立の小中学校に通う場合、学区は以下の通りです（2023年4月時点）。

小学校:（省略）
中学校:（省略）

交通

塩浜の最寄り駅は、JR京葉線の越中島駅と潮見駅、東京メトロ東西線の木場駅、東京メトロ有楽町線の豊洲駅です。

路線バス

都営バスが運行されています。

越中島通りを経由する系統
海01系統：門前仲町行／東京テレポート駅行
門19系統：門前仲町行／国際展示場駅行
三ツ目通りを経由する系統
業10系統：新橋行／とうきょうスカイツリー駅行
陽12系統：豊洲市場行／東陽町駅行
錦13系統：晴海埠頭行／深川車庫行／錦糸町駅行
コミュニティバス「しおかぜ」：木場駅・潮見駅方面

道路

東京都道319号環状三号線（三ツ目通り）
越中島通り

首都高速道路・出入口

首都高速9号深川線塩浜入口

事業所

2021年の経済センサス調査によると、塩浜の事業所数と従業員数は以下の通りです。

事業所数:（省略）
従業員数:（省略）

施設

公園

塩浜公園
塩浜一公園
第二公園
浜園公園

教育

江東区立深川第八中学校

その他

日本郵便
郵便番号: 135-0043

関連項目

塩浜入口
塩浜 (曖昧さ回避)

外部リンク

* 江東区

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