塩町駅

塩町駅（広島県三次市）

塩町駅は、広島県三次市塩町にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅です。芸備線と福塩線が乗り入れており、接続駅としての役割を果たしています。福塩線の列車は運転系統上、三次駅まで乗り入れるため、当駅止まりの列車はありません。

概要

かつては、芸備線の急行列車も停車していました。国鉄時代には、岡山と広島の管理局の境界であり、管理は岡山管理局が行っていました。

歴史

1930年（昭和5年）4月22日：芸備鉄道の田幸駅として開業。芸備線の両隣の駅よりも遅い開業でした。
1933年（昭和8年）
6月1日：芸備鉄道の一部国有化により、国有鉄道庄原線の駅となりました。
11月15日：福塩北線が当駅から吉舎駅まで開業し、接続駅となりました。
1934年（昭和9年）1月1日：塩町駅（2代目）に改称。初代の塩町駅は神杉駅に改称されました。
1936年（昭和11年）10月10日：庄原線が三神線に編入され、当駅もその所属となりました。
1937年（昭和12年）7月1日：三神線が芸備線の一部となり、当駅もその所属となりました。
1938年（昭和13年）7月28日：当駅から福山駅までの全通により、福塩北線は福塩線の一部となりました。
1983年（昭和58年）9月1日：芸備線CTC導入にあわせ、業務委託駅となりました。
1985年（昭和60年）12月1日：駅員無配置駅（簡易委託駅）化されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となりました。
2002年（平成14年）3月23日：芸備線の急行列車がみよしに統合。引き続き当駅にも停車しましたが、三次駅 - 備後落合駅間は普通列車となりました。
2005年（平成17年）4月1日：簡易委託を廃止し、無人駅となりました。
2007年（平成19年）7月1日：芸備線の急行列車が全廃されました。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。ホームと駅舎は1984年に竣工した地下道で結ばれています。駅舎の事務室はかつて塩町タクシー本社として使用されていましたが、現在は駅近くに移転したため使用されていません。2005年までは出札業務が委託され、携帯型車内券発行機での出札が行われていましたが、現在は無人駅となっています。管理は三次管理駅が行っています。

ホームは芸備線と福塩線が方向別で共有しています。駅の東城方で芸備線と福塩線が分岐し、その配線はシーサスクロッシング（渡り線がX字状になっている）となっています。

便所は男女共用の汲み取り式です。

のりば

JR西日本公式サイトの全域路線図に従い、路線記号とラインカラーが表記されています。

2番のりばは、三次方からの入線および備後落合方面・府中方面への発車にも対応しています。

利用状況

1日平均の乗車人員は以下の通りです。

（具体的な乗車人員データは省略）

駅周辺

塩町タクシー
国道184号
塩町郵便局
三次製作所（自動車部品製造）
三次市立塩町中学校
広島県立三次青陵高等学校

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

芸備線：下和知駅 - 塩町駅 - 神杉駅
福塩線（当駅 - 三次駅間は芸備線）：三良坂駅 - 塩町駅 - 神杉駅

参考文献

石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』（初版）JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 塩町駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

もう一度検索