大刀光電右エ門

大刀光電右エ門（たちひかり でんえもん）

大刀光電右エ門は、1963年9月12日に千葉県千葉市で生まれた、元大[[相撲]]力士、プロレスラー、総合格闘家です。本名は河原修（かわはら おさむ）といいます。

大[[相撲]]力士時代

小学生時代は野球に打ち込み、速球派投手として活躍していました。中学校では、バレーボールやサッカーなど様々な球技に取り組んでいましたが、教師に誘われた相撲の大会に出場したことをきっかけに、相撲を始めるようになりました。

安田学園高等学校に進学後は相撲部に所属し、1年先輩の寺尾常史に稽古をつけてもらっていました。しかし、寺尾が中退したため、河原も1年生の時に中途退学し、母親が勤務する会社に就職しました。相撲とは縁を切っていましたが、友綱部屋の人物に勧められ、最終的に友綱部屋に入門しました。

1982年1月場所に初土俵を踏み、当初の四股名は本名の「河原」でした。その後、師匠の期待を受けて、大正時代に活躍した力士の名前である「太刀光電右エ門」を四股名としました。後に姓名判断で勧められ「大刀光電右エ門」と改名しました。1988年7月場所に十両に昇進し、1992年7月場所に新入幕を果たしました。

長身と長い揉み上げが特徴で、右四つからの上手投げは「大刀光スペシャル」「電右エ門スペシャル」と呼ばれるほどの豪快さでした。しかし、取り口が大雑把で、土俵際での逆転に頼る相撲が多かったため、幕内では通用せず、幕内在位は1場所に終わりました。その後は十両でも勝ち越すことができず、1994年1月場所に廃業しました。

プロレス転向

廃業後、大刀光はプロレスに転向し、WARで「大和」というリングネームで活動を開始しました。その後、大日本プロレスやSPWFプロレスなど、様々な団体で試合を行いました。

また、2000年にはPRIDEグランプリに参戦し、総合格闘技にも挑戦しましたが、全敗という結果に終わりました。力士時代に鍛え抜かれた体格と突進力を活かしたファイトスタイルが特徴でしたが、総合格闘技では通用しませんでした。

一時期は母親と同じくスナックを経営していましたが、現在は水道配管業を本業としています。

エピソード

高校の1年先輩である寺尾常史に稽古をつけてもらったことがあり、新入幕の場所で対戦し勝利した。
新十両昇進の際に「目標とする力士は陣岳関」と答えたが、二人の相撲スタイルはあまり似ておらず、なぜそう答えたのかは謎である。
高木功（嵐）と「チーム・コンボイ」というタッグチームを結成し、プロレスで試合を行った。
実子の河原正実も大[[相撲]]力士となり、阿武松部屋に入門したが、関取にはなれなかった。
魁皇博之が付け人だった頃、酒に酔った魁皇に追いかけ回されたことがある。

主な成績

大[[相撲]]
通算成績：340勝316敗1分7休
幕内成績：7勝8敗
通算在位：73場所
幕内在位：1場所
序ノ口優勝：1回（1982年3月場所）
四股名改名歴
河原 修（1982年1月場所 - 1984年11月場所）
太刀光 電右エ門（1985年1月場所 - 1991年7月場所）
大刀光 電右エ門（1991年9月場所 - 1994年1月場所）

関連項目

大[[相撲]]力士一覧
男子総合格闘家一覧
PRIDE選手一覧

外部リンク

大刀光 電右エ門 - 相撲レファレンス
バウトレビュー 選手データ
* SHERDOG 選手データ

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