大吉 (呼出)

大吉（だいきち）は、1972年3月27日生まれ、広島県広島市東区出身の幕内呼出です。本名は、大庭雄二（おおば ゆうじ）といいます。東関部屋を経て、現在は八角部屋に所属しており、血液型はA型です。

経歴

1987年3月場所に初土俵を踏みました。1994年7月場所には、呼出の番付制度導入に伴い三段目呼出となりました。その後、1996年1月場所には幕下呼出、2001年1月場所には十両呼出へと昇進し、着実にキャリアを重ね、2014年11月場所には幕内呼出へと昇進を果たしました。

人物像とエピソード

大吉は、もともと力士を目指していましたが、身長が足りなかったため、呼出の道に進みました。しかし、力士並みの体格が目を引き、土俵整備で土俵下にいる姿は大相撲中継でたびたびテレビに映し出され、呼出の中でも特に目立つ存在として知られるようになりました。

その独特な存在感から、日本テレビの『徳光&所のスポーツえらい人グランプリ』にも出演したことがあります。また、『週刊朝日』の「山藤章二の似顔絵塾」では、「赤房下の男」というタイトルで取り上げられ、講師の山藤章二は「伊集院光に似たお兄ちゃん、これから相撲とりになるのだろうか、それともあきらめた後の仕事なのだろうか。心配だ。」というコメントを寄せています。

2023年9月2日には、国技館で行われた八角部屋の師匠である八角親方（元北勝海）の還暦土俵入りで、幕内呼出として土俵入りを務めました。また、2024年1月場所7日目には、幕内最初の取組である碧山-阿武咲の取り組みを呼び上げる予定でしたが、碧山の休場と阿武咲の不戦勝となったため、この日の呼び上げの出番はなくなってしまいました。

大吉は、呼出として長年のキャリアを持ち、その存在感と独特のキャラクターで多くの相撲ファンに親しまれています。

脚注

『令和五年大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2023年。

外部リンク

大吉 - 日本相撲協会
呼出一覧表
八角部屋‐部屋紹介‐大吉

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