大堂津駅

大堂津駅

大堂津駅は、宮崎県日南市大堂津に位置する九州旅客鉄道（JR九州）日南線沿線にある駅です。穏やかな海岸線と、周辺に広がる自然豊かな環境に囲まれた駅舎は、2019年に新駅舎へと生まれ変わりました。

歴史

大堂津駅の歴史は昭和初期に遡ります。1936年3月1日、志布志線（現在の日南線）の延伸に伴い、終着駅として開業しました。その後、1937年4月19日には油津駅まで線路が延伸され、途中駅となりました。

開業以来、地域住民の足として重要な役割を担ってきた大堂津駅ですが、時代の変化とともに貨物取扱いの廃止（1960年10月1日）、荷物扱いの廃止（1984年2月1日）などを経ています。1963年5月8日には、所属路線が日南線へと変更されました。国鉄分割民営化（1987年4月1日）後はJR九州の駅となり、現在に至ります。近年では、2019年3月20日に新駅舎が完成し、利用者の利便性向上に貢献しています。さらに、2022年4月1日には、所属が鹿児島支社から宮崎支社へと変更となりました。

駅構造

大堂津駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車同士の交換が可能です。ホーム間は構内踏切で行き来できるようになっています。無人駅であるため、駅員は常駐していませんが、簡素ながらも清潔で使いやすい待合室が備え付けられています。2019年の新駅舎完成に伴い、旧駅舎は解体されました。

利用状況

大堂津駅の利用状況は、近年では減少傾向にあります。2015年度の1日平均乗車人員は34人でした。この数値は、近年の他の年度と比較して、大まかな利用状況を示すものとなります。正確なデータについては、JR九州や関係機関への問い合わせが必要です。

駅周辺

大堂津駅周辺には、生活に密着した施設が数多く存在します。日南市立大堂津小学校、大堂津郵便局などの公共施設に加え、大堂津海水浴場といったレジャースポットも近くにあります。金融機関としては、宮崎第一信用金庫大堂津支店が利用可能です。また、日南市立中部病院も比較的近い距離に位置しており、医療面での利便性も確保されています。

隣の駅

大堂津駅に隣接する駅は以下の通りです。

油津駅（上り）
南郷駅（下り）

これらの駅間は、快速「日南マリーン号」と普通列車が運行されています。

まとめ

大堂津駅は、歴史と自然に囲まれた静かな駅です。周辺環境と相まって、のどかな雰囲気を感じることができるでしょう。日南市を訪れる際には、ぜひ一度訪れてみてください。

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