大江駅 (京都府)

大江駅について

大江駅（おおええき）は、京都府福知山市大江町河守に位置し、WILLER TRAINSが運行する宮福線の駅です。この駅は駅番号F7を持つ、特に重要な中間駅となっており、特急や快速を含むすべての列車がここに停車します。駅の愛称は「酒呑童子駅」であり、これは大江山にまつわる伝説の鬼、酒呑童子から名付けられました。

歴史的背景

かつてこの駅の西側には、北丹鉄道北丹鉄道線の河守駅が存在しましたが、1974年に廃止となりました。大江駅はその東側に1988年7月16日に開業し、その際には宮福鉄道（現・北近畿タンゴ鉄道）宮福線の一部として設置されました。その後、2015年4月1日にWILLER TRAINSへと移管され、現在も京都丹後鉄道宮福線の駅として利用されています。

駅の構造

大江駅は、1面2線の島式ホームを有し、列車の交換が可能な地上駅です。ホームは盛土の上に設けられていて、そこには待合室が備わっています。京都丹後鉄道では、15駅の有人駅のうちのひとつで、宮福線の中間駅では唯一の有人駅です。駅の業務は簡易委託されており、改札や売店の運営は大江観光という団体が行っていましたが、2023年8月16日より一般社団法人福知山地域振興社がその業務を引き継いでいます。売店では地域特産の鬼饅頭などが販売されており、窓口は日中のみオープンしています。また、改札の外には男女別の水洗トイレと多目的トイレも完備されています。

駅の利用状況

大江駅の1日の平均乗車人員は、宮福線の中では4番目に多いです。この駅は地域の交通の要所として多く利用されています。

駅周辺の環境

駅の西側には国道と旧街道が通っており、公共施設や寺社、金融機関の支店、商店、民家がこの地域に集まり、便利な生活圏が形成されています。一方、東側では広大な田園風景が広がっており、駅から少し離れた場所では由良川と雲原川が合流しています。

バス路線

大江駅前には「大江駅前」というバス停が設置されており、以下のバス路線が運行しています：

• - 京都交通: 大江線（西舞鶴駅前行き）
• - 福知山市営バス:

- 大江山の家線（大江山の家 / 堺川行き）
- 二箇下線（二箇下 / 公庄駅前行き）

隣接駅

大江駅の隣には、同じくWILLER TRAINSの宮福線に位置している公庄駅（F6）と大江高校前駅（F8）があります。特急「はしだて」や「たんごリレー」、快速「大江山」や「丹後あおまつ」など、多くの列車が停まるため、重要なアクセス地点となっています。

このように、大江駅は地域の交通の中心として、多くの利用者にとって欠かせない存在となっています。

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