大滝よしえもん

日本の漫画家、大滝よしえもん（おおたき よしえもん）は、9月8日生まれ、新潟県出身です。乙女座で血液型はO型。

プロの漫画家として活動を開始する以前には、島本和彦氏らのアシスタントとして経験を積みました。その後、角川書店、日本出版社、新声社といった様々な出版社で商業作品を発表し、精力的な執筆活動を展開しています。また、商業誌での活動と並行して、同人誌の発行も長年にわたり継続しています。

主な活動媒体と作品

大滝氏の作品は、多岐にわたるジャンルと媒体で展開されています。

角川書店

特に『月刊コミックコンプ』において、長期にわたる連載作品を手がけました。1988年から連載が始まった代表作に「一撃必殺・玉砕倶楽部」があります。また、同誌では1988年に「ハイホー！・怒りの傭精」（後に同人データCD収録時に『ハイホー来る！』に改題）という短期連載も発表しています。1993年からは「快々的逃了あっくま〜ず」の連載も行いました。

これらの漫画作品以外にも、同社の『マル勝スーパーファミコン』誌上でのイラストや漫画を担当した経験があります。

日本出版社

ミリタリー系の専門誌である『月刊コンバットコミック』を中心に活動しました。1991年から1993年にかけて、「九一式戦争漫画」、「九二式戦争漫画」、「九三式戦争漫画」と年ごとにタイトルを変えながら、シリーズ形式で戦争をテーマにした漫画を連載。1994年には「KNOCK×24」を発表しています。

また、同誌では原作担当としても複数の作品に携わっており、1991年には作画・大野安之氏とのタッグで「深く静かに沈没せよ」や「ああ熱砂の蒼空に荒鷲は羽ばたかない」を発表。1992年には作画・おおのやすゆき氏（表記変更）との共同制作で「日米対抗貿易不均衡合戦!!」や「喜劇・駅前戦争殺人列車出発進行!」といった作品を生み出しました。

さらに、1995年にはコンバットコミック増刊号である『コンバットモデルマガジン』創刊号にも「リモコン戦車バトル」を寄稿しています。

エニックス

主にゲーム関連の媒体で作品を発表しました。『月刊少年ガンガン』1993年12月号に「ザ・ゴーレムマスター」が掲載され、翌1994年春季増刊号の『フレッシュガンガン』には「ザ・ゴーレムマスター＆ザ・ソードマスター」が掲載されています。

新声社

格闘ゲームなどを題材としたアンソロジーコミックに多くの作品を提供しました。1995年には『ヴァンパイアハンターコミックアンソロジー』に「しにそうヴァンパイアハンター」を、1996年には『ストリートファイターZERO2コミックアンソロジー Vol.1』に「不明朗ゆかいまんが弟子入れ! さくらちゃん」を寄稿しています。また、1997年には『ゲームギャグ1Pコミック』シリーズの「カプコン編」、「デッドオアアライブ編」、「ストリートファイターEX編」といった複数の巻に作品が掲載されています。

エンターブレイン

ゲーム情報誌とその関連媒体で漫画を発表しました。2000年12月には『スーパーロボット大戦αアンソロジーコミック』に「こんなαを見た!!」が収録されています。また、『ファミ通PS』最終号（2000年）と後継誌の『ファミ通PS2』創刊号（2001年）にかけて、「ケーニギンティーガー」を前後編で連載しました。

上記以外にも、学研やベネッセから発行されたパソコン関連誌や教材誌において、イラストレーションや漫画作品を提供しています。

同人活動

商業活動と並行して、大滝氏は同人活動も活発に行っており、特にシリーズ化された同人誌を多数発行しています。「玉砕大シリーズ」としては、「玉砕大怪獣」、「玉砕大冒険」、「玉砕大噴火」、「玉砕大勝利」、「玉砕大戦略」、「玉砕大決戦」、「玉砕大爆発」、「玉砕大作戦」、「玉砕大将軍」、「玉砕大激突」などが知られています。また、「しにそうシリーズ」として、「やっとしにそう」、「かなりしにそう」、「とてもしにそう」、「すごくしにそう」、「みごとしにそう」、「しにそう」、「さらにしにそう」、「ついにしにそう」、「やっとしにそう」、「とうとう死亡」といったユニークなタイトルのシリーズも手がけています。

自身のウェブサイト「玉砕倶楽部HP」で情報を発信しています。

もう一度検索