大翔大豪志

大翔大 豪志(だいしょうだい つよし)



大翔大 豪志(1976年2月25日 - )は、東京都江戸川区出身の元大相撲力士です。本名は西野 豪。追手風部屋(入門時は友綱部屋)に所属していました。身長176cm、体重162kgと、力士としては小柄ながらも、突き、押しを得意とし、最高位は西十両筆頭まで昇り詰めました。

生い立ちと入門



小学生の頃から相撲を始め、埼玉栄高等学校、日本大学時代には、後に追風海となる齊藤と同期として活躍しました。幕下付出の資格は得られなかったものの、齊藤と共に、追手風親方(元前頭2枚目・大翔山)の内弟子として友綱部屋に入門し、1998年3月場所に前相撲から初土俵を踏みました。

ライバルとの競い合い



学生相撲出身で同じく幕下付出の資格を得られなかった古市(近畿大学卒業)とは、初土俵からのライバルでした。序ノ口序二段で優勝を争い、それぞれ1場所で通過するものの、三段目では19連勝でストップ。優勝も古市にさらわれました。しかし、三段目も1場所で通過し、幕下へと進みました。

十両昇進と苦悩



幕下では、古市の連勝を阻みリベンジを果たしましたが、その後、十両昇進は古市に先を越されてしまいます。しかし、幕下付出初土俵同期の魁道に先んじて2002年5月場所に十両に昇進しました。新十両の場所は勝ち越したものの、翌場所で大敗し幕下に陥落。その後、1年以上幕下上位で低迷しましたが、立合いからの押し相撲を磨き、2004年3月場所に再十両を果たしました。

十両上位での活躍と入幕への挑戦



十両後は、大勝こそないものの、安定した成績を残し、十両上位に定着しました。最高位タイで迎えた2005年11月場所では、序盤に連敗したものの、後半で巻き返し、千秋楽で勝ち越しを決めました。安定した成績から入幕への期待も高まり、2006年1月場所には自己最高位の西十両筆頭に番付を上げました。

入幕ならず引退へ



入幕が期待された1月場所では、9日目に負け越しが決まり、大敗を喫してしまいます。翌場所も初日から11連敗するなど大敗を重ね、幕下に陥落。その後、再起を図るも関取復帰は叶わず、2011年5月技量審査場所限りで現役を引退しました。

引退後



引退後は、追手風部屋のマネージャーに就任し、師匠たちを補佐しています。相撲界を支える立場として、その経験を活かして活躍しています。

その他



2005年11月場所では、片山、栃乃洋戦で幕内の土俵に上がりましたが、いずれも敗れています。生涯戦歴は339勝306敗13休、十両成績は95勝115敗です。現役在位は79場所、十両在位は14場所。序二段序ノ口でそれぞれ1回優勝しています。

四股名の変遷



西野 豪(1998年3月場所 - 1998年11月場所)
西野 豪志(1999年1月場所 - 2000年5月場所)
大翔大 豪志(2000年7月場所 - 2006年9月場所)
大翔山 豪志(2006年11月場所 - 2011年5月技量審査場所)

「大翔大」の四股名には、「大きくはばたいて、より大きくなれ」という意味が込められていました。

外部リンク



大翔大 豪志 - 相撲レファレンス

関連項目



大相撲力士一覧

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