『太陽野郎』
『太陽野郎』は、
1967年11月18日から
1968年4月20日まで
日本テレビ系列で毎週土曜日に放映された
テレビドラマです。本作は、
夏木陽介が主演を務め、
北海道の牧場を舞台にした青春ドラマであり、株式会社
東宝とテアトル・プロの協力のもと制作されました。この作品は、過去に放送された『青春とはなんだ』や『
これが青春だ』などの青春ドラマと同様に、若者の成長や人間関係を描くことをテーマにしています。
概要
本作の物語は、
北海道の倒産寸前の牧場、熊谷牧場を背景に展開されます。物語の主人公である玄田健介(
夏木陽介)は、フランスで牧畜を学んだ青年です。彼は、熊谷牧場にシャロレー種という牛を導入して牧場を再建しようと奮闘します。この物語は
北海道篇と富士山麓篇の二部構成で、前半は健介が
北海道での苦闘を、「熊谷牧場」再建に向けた挑戦を描いています。そして第12話からは、舞台を富士山麓の新たな牧場に移して続く物語が描かれます。
レギュラーキャストには、主役の
夏木陽介をはじめ、北原真紀、藤木悠、矢野間啓治、頭師孝雄の五人が出演しています。物語の中で彼らの人間ドラマや成長が描かれ、視聴者の共感を呼びました。また、
1991年1月には『
テレビ探偵団』で
田中義剛の思い出の作品として取り上げられ、一部の映像が放送されるなど、今なお多くの人々に記憶されています。
放送データ
キャスト
本作に出演するキャストは以下の通りです:
- - 夏木陽介:玄田健介
- - 藤木悠:三木等(牧場の会計係)
- - 北原真紀:熊谷ユリ(熊谷信三の娘)
- - 水島道太郎:熊谷信三(熊谷牧場の場長)
- - 田中春男:磯部金太郎
- - 工藤堅太郎:磯部鉄(磯部の息子)
- - 有島一郎:山崎(獣医)
- - 喜浦節子:山崎千鶴(山崎の娘)
- - 菅井きん:お芳
- - 頭師孝雄:石戸志郎
- - 市原清彦:馬場十三
- - 地井武男:犬丸万平
- - 矢野間啓治:矢野拳
- - 木下陽夫:六助
- - 石黒高志:三吉
- - 高島稔
- - 北あけみ:美佐子(バーのマダム)
- - 北川町子:奈津江(バーのマダム)
スタッフ
本作の制作には多くの才能あるスタッフが関与しました。
- - 脚本: 須崎勝弥、桜井康裕、倉本聰、米谷純一
- - 監督: 松森健、児玉進、土屋統吾郎
- - 音楽: いずみたく
- - 制作: 日本テレビ、東宝テレビ部、テアトル・プロ
- - 協力: ソダ・シャロレー牧場
主題歌及び挿入歌
本作には印象的な楽曲も多く含まれています。
作詞:
岩谷時子 / 作曲:
いずみたく / 編曲:
寺内タケシ / 唄:
寺内タケシとバニーズ
作詞:
山上路夫 / 作曲:
いずみたく / 唄:
寺内タケシとバニーズ
書籍
本作に関連する書籍も多く出版されています。
- - 須崎勝弥代表著『太陽野郎』及び続篇(昭和43年)
- - テレビ小説『太陽野郎』(「中学三年コース」昭和43年5月号第3付録)
『太陽野郎』は、青春や努力、友情を描いた名作として、今も多くの視聴者の記憶に残る作品です。