宮城県気仙沼高等学校

宮城県気仙沼高等学校

宮城県気仙沼市字常楽に位置する宮城県気仙沼高等学校は、地域に根ざした県立高等学校です。通称「気高（けこう）」として親しまれています。

概要

気仙沼高校は、2005年度に男子校であった旧気仙沼高校と女子校であった旧鼎が浦高校が再編統合され、共学校として新たにスタートしました。さらに2018年度には気仙沼西高校とも統合し、現在の形となっています。

設置学科

全日制課程：普通科
定時制課程：普通科

かつて男子校時代には商業科も存在し、1学年あたり商業科2クラス、普通科6クラスの計8クラスで構成されていました。

交通アクセス

JR東日本気仙沼線BRT：不動の沢駅
ミヤコーバス九条線：気仙沼高校前停留所

沿革

(旧)宮城県気仙沼高等学校

1927年3月8日：宮城県気仙沼中学校として設立認可
1927年4月14日：宮城県気仙沼中学校開校式
1948年4月4日：学制改革により宮城県気仙沼高等学校に改称
1948年4月14日：宮城県気仙沼高等学校開校式

(旧)宮城県鼎が浦高等学校

1923年3月19日：町立気仙沼実科高等女学校設立認可
1924年10月27日：宮城県気仙沼実科高等女学校に改称
1943年4月1日：宮城県気仙沼高等女学校に改称
1948年4月1日：学制改革により宮城県気仙沼女子高等学校に改称
1951年3月1日：宮城県鼎が浦高等学校に改称

(新)宮城県気仙沼高等学校（統合校）

2002年3月21日：宮城県教育委員会が気仙沼高校と鼎が浦高校の統合を発表
2004年3月12日：統合後の校名が「宮城県気仙沼高等学校」に決定
2004年5月21日：校章、校訓を提唱
2004年9月21日：女子の制服が鼎が浦高校のセーラー服を継承することが決定
2005年1月26日：校歌を制定（作詞：熊谷龍子、作曲：加古隆）
2005年4月8日：宮城県気仙沼高等学校（統合校）が開校
2016年度：スーパーグローバルハイスクール（SGH）指定校（2020年度までの5年間）
2018年4月1日：宮城県気仙沼西高等学校と統合

教育目標

1. 新しい時代に対応できる学力の形成を図り、創造的能力の啓発に努め、国家、社会の有為な形成者としての資質を養う。
2. 心身を鍛え、豊かな情操と協同の精神を培い、個性の伸長を図る。
3. 地域の自然や文化を尊び、国際的視野に立ち活躍する人材を育成する。

部活動

運動系

硬式野球、軟式野球、バスケットボール、バレーボール、ソフトボール、バドミントン、陸上競技、サッカー、テニス、ソフトテニス、弓道、卓球、フェンシング、柔道、剣道、空手道など、多彩な部活動があります。

文化系

吹奏楽、マンドリン、写真、合唱、演劇、茶華道、自然科学、文芸、囲碁、将棋、ダンス、軽音楽、美術、調理、情報処理、社会福祉など、文化系の部活動も盛んです。

かつては登山部も存在していました。

教職員

菅原智恵子：保健体育科教諭、フェンシング部顧問
千田健一：社会科教諭、フェンシング部顧問

歴代校長

小山惇（初代）：2018年 -
狩野秀明（第2代）：2019年 -
荒木順（第3代）：2021年 -

主な出身者

気仙沼高校は、各界で活躍する多くの人材を輩出しています。

国会議員：日出英輔、小野寺五典
市区町村長、地方議会議員：小野寺信雄、菅原雅、菅原茂、境恒春
研究・教育：佐々木宏幹、守屋洋、藤村和男、梅内拓生、川島秀一、長峯純一
法曹・医師：佐々木善三
経済：尾形英夫、熊谷満、小野寺重之、村上教行
文学・芸術：大友信彦、生島淳、熊谷千寿
芸能：村上弘明、千葉一伸、柳家三寿、バイソン片山、マギー審司、SAKAI
アナウンサー：生島ヒロシ、菅原克彦、藤村惠一
スポーツ：島田源太郎、小山正、三浦正規、東孝、千田健一、千田健太、畠山知己、気仙沼二郎、鈴木麻優

その他

女子の制服は、旧鼎が浦高校のセーラー服を継承しています。統合時に制服改定案が出ましたが、在校生や卒業生の反対により、伝統あるセーラー服が残されることになりました。宮城県内の公立高校でセーラー服を採用しているのは、気仙沼高校と仙台市立仙台青陵中等教育学校後期課程の夏服のみです。

2011年の東日本大震災では、体育館が避難所として使用されました。また、気仙沼線の不通により、通学困難になった生徒のために武道館での生活支援や転校のサポートが行われました。

関連項目

スーパーグローバルハイスクール（SGH）指定校（2016 - 2020年度）
宮城県高等学校一覧
旧制中等教育学校の一覧 (宮城県)

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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