宮田和希

宮田和希（みやた かずき、1988年11月16日 - ）は、大阪府堺市中区出身の元プロ野球選手です。左投左打の投手として活躍しました。

プロ入り前

小学校4年生の時に野球を始め、大阪府立福泉高等学校に進学。3年生時の夏の大阪府大会では、後にヤクルトに入団する山田弘喜投手に完全試合を喫し、敗退という苦い経験をしました。大学進学を予定していましたが、甲賀健康医療専門学校に進学し、社会人野球の道へ進みました。

社会人野球では、同校の硬式野球部に所属し、企業チームやクラブチームとの試合で実力を磨きました。そして、2008年のプロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから6巡目で指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

西武時代

2009年8月26日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初登板を果たしました。この試合では1回を投げ、3安打2失点という結果でした。2011年には、イースタン・リーグで31試合に登板しましたが、リーグ最多の11暴投を記録。2013年も二軍で36試合に登板し、52回1/3を投げましたが、与四球数はリーグ最多の49を記録しました。

2014年9月30日の対北海道日本ハムファイターズ戦では、同点の場面で2番手として登板し、1回2/3を無失点に抑え、プロ初ホールドを挙げました。シーズンオフには、オーストラリアン・ベースボールリーグのメルボルン・エイシズに派遣され、ウインターリーグに参加しました。2015年には結婚を発表し、春季キャンプでは一軍スタートとなりました。しかし、開幕直前に左腕に打球を受け二軍に降格。5月には一軍登録され、31日の対阪神タイガース戦で、プロ初勝利を挙げました。

2016年には左肘の手術を行い、実戦復帰まで約3か月の見込みと発表されましたが、一軍での登板はなく、戦力外通告を受けました。その後、12球団合同トライアウトに参加しましたが、契約には至りませんでした。その後、2017年4月からはライオンズアカデミーのコーチに就任し、後進の育成に力を注いでいます。2018年度のNPBジュニアトーナメントでは、コーチとしてチームを準優勝に導き、2020年にはライオンズアカデミー飯能校のメイン講師に就任しました。

選手としての特徴

西武入団時の最速球速は144km/hを記録。変化球はスライダーなどを投げていました。また、左投げでありながら、持病の腰痛を緩和するために、高校時代から右手で投げる練習もしていました。

詳細情報

初登板: 2009年8月26日、対東北楽天ゴールデンイーグルス戦
初奪三振: 2009年8月26日、対東北楽天ゴールデンイーグルス戦、内村賢介から
初ホールド: 2014年9月30日、対北海道日本ハムファイターズ戦
初勝利: 2015年5月31日、対阪神タイガース戦
背番号: 68 （2009年 - 2016年）
登場曲: 「負けない心」AAA

関連項目

大阪府出身の人物一覧
埼玉西武ライオンズの選手一覧
メルボルン・エイシズの選手一覧
ハンカチ世代

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