宮路雄資

宮路雄資（みやじ ゆうすけ）は、1936年1月2日生まれの元競輪選手です。日本競輪選手会熊本支部に所属し、選手登録番号は5939でした。日本競輪学校の第3期生として、競輪選手としてのキャリアをスタートさせました。

1960年代には、特別競輪でその実力を発揮しました。1961年と1964年の高松宮賜杯競輪（現在の高松宮記念杯競輪）では、いずれも決勝で3着に入賞しています。そして1966年、同大会の決勝（大津びわこ競輪場）では、同じ熊本県登録の松本秀房選手とのワンツーフィニッシュを決め、30歳にして初の特別競輪優勝を果たしました。このレースでは、連勝単式（現在の枠番連勝単式）車券が、史上初めて万車券（1万2200円）となる高配当を記録し、競輪ファンを大いに沸かせました。

さらに同年、宮路選手は日本選手権競輪（後楽園競輪場）でも優勝を果たしています。ゴール直前で稲村雅士選手を交わしての劇的な勝利でした。この優勝は、熊本県を登録地とする選手としては、宮本義春選手以来の快挙でした。宮路選手の日本選手権優勝後、熊本県登録選手の特別競輪優勝は、2006年の全日本選抜競輪で合志正臣選手が優勝するまで、実に40年間も途絶えることとなりました。宮路選手は、熊本の競輪界にとって、まさに伝説的な存在と言えるでしょう。

宮路選手は、1988年9月14日に選手登録を削除し、現役を引退しました。彼の競輪選手としての功績は、月刊競輪1994年2月号などの記事にも記録されています。競輪ファンにとって、宮路雄資という名前は、常に記憶に残り続けるでしょう。

主な戦績

1961年：高松宮賜杯競輪 決勝3着
1964年：高松宮賜杯競輪 決勝3着
1966年：高松宮賜杯競輪 優勝
1966年：日本選手権競輪 優勝

参考文献

月刊競輪1994年2月号

外部リンク

選手プロフィール - KEIRIN.JP

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