富久山町

富久山町（ふくやままち）：歴史と自然が調和する郡山市のベッドタウン

富久山町は、かつて福島県安積郡に属していた町で、現在は郡山市の一地区となっています。ここでは、合併前の富久山町と合併後の郡山市富久山町地区の両方について解説します。

概要

紀元前4000年頃の遺跡が発見されていることから、この地には古くから人々が生活していたことがわかります。江戸時代には奥州街道の宿場町として栄え、近代には国道4号線や日東紡績の工場が設けられたことで発展しました。東北本線こそ通っていませんが、郡山駅にほど近いという立地も魅力です。

近年は郡山市街地へのアクセスが良いことから、ベッドタウンとしての性格を強めています。特に八山田地区では区画整理が進み、内環状線の開通によって人口が急増。2017年には郡山富田駅が開業し、さらに利便性が向上しました。

地理

富久山町は、現在の郡山市富久山町地区に位置し、阿武隈川や逢瀬川といった豊かな水源に恵まれています。

河川: 阿武隈川、逢瀬川

歴史

富久山町の歴史は古く、数々の変遷を経て現在に至ります。

年表

1889年4月1日：町村制施行により、福原村、久保田村、八山田村が合併し、安積郡富久山村が発足。
1937年4月1日：富久山村が町制を施行し、富久山町となる。
1954年3月31日：田村郡小泉村を編入合併。
1965年5月1日：郡山市、安積郡日和田町・熱海町・安積町・喜久田村・逢瀬村・片平村・三穂田村・湖南村、田村郡田村町と新設合併し、地方自治体としての富久山町は消滅。

行政

県管轄の機関

郡山北警察署富久山交番

市管轄の機関

富久山行政センター
郡山市富久山図書館（行政センター2階）
郡山地方広域消防組合 郡山消防署富久山分署
富久山スポーツ広場
平成記念郡山こどものもり公園
富久山クリーンセンター

交通

路線バス

福島交通が運行

道路

一般国道: 国道4号、国道288号
県道: 福島県道73号二本松金屋線、福島県道57号郡山大越線、福島県道296号荒井郡山線、福島県道355号須賀川二本松線
主要な市道: 内環状線、東部幹線

産業

農業

田畑が広がり、農業が盛んです。

工業

日本オイルターミナル郡山営業所
日東紡績富久山事業センター

商業

県道355号線沿いには商店街があり、国道4号線や内環状線沿いにはロードサイド店舗が数多く立地しています。ヨークベニマル富久山店やヨークタウン八山田などの大規模小売店もあります。

かつては郡山市地方卸売市場が立地していました。

医療機関

総合南東北病院

教育

小学校

郡山市立行健小学校
郡山市立行健第二小学校
郡山市立行徳小学校
郡山市立明健小学校
郡山市立小泉小学校

中学校

郡山市立行健中学校
郡山市立明健中学校（2007年開校）

高等学校

福島県立郡山北工業高等学校

専修学校

ポラリス保健看護学院

各種学校

富久山自動車学校

名所・旧跡・観光スポット

平成記念郡山こどものもり公園
八山田こども公園
豊景神社
日吉神社
鹿島神社
郡山八山田温泉（天然温泉極楽湯 福島郡山店）

祭事

2月：阿弥陀寺 毘沙門天大祭
8月：ふくやま夢花火
10月：日吉神社 秋季例大祭
* 10月：豊景神社 秋季例大祭

富久山町は、歴史と自然が調和した魅力的な地域です。郡山市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

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